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電通に罰金50万円 違法残業事件で東京簡裁判決

(更新)

電通の違法残業事件で、東京簡裁(菊地努裁判官)は6日、労働基準法違反罪に問われた法人としての同社に対し、求刑通り罰金50万円の判決を言い渡した。

判決後、記者の質問に答える電通の山本敏博社長(6日午後、東京・霞が関)

判決理由で菊地裁判官は、同社社員だった高橋まつりさん(当時24)の過労自殺を踏まえ「労使協定を超える違法な時間外労働で尊い命が奪われる結果が生じたことは看過できない」と指摘。社内で長時間労働が常態化していたと指摘したうえで、「刑事責任は重い」と批判した。

一方で、午後10時以降の業務を原則禁止するなどの同社の再発防止策を評価した。

先月22日の初公判に続き、この日も山本敏博社長が出廷した。閉廷後取材に応じ「判決を厳粛に受け止めており、責任の重大さを痛感している」と述べ、あらためて謝罪した。

初公判で山本社長は起訴内容を認め、業務時間の長さとサービス品質が比例するとの誤った考え方が事件を招いたと謝罪していた。

判決によると、電通本社の部長3人(当時)は2015年10~12月、高橋さんら社員4人に対し、1カ月の残業時間の上限を最大で約19時間超えて働かせたとされる。

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