2017年12月14日(木)

トヨタと日立が協創、IoT活用で生産性・品質向上へ

BP速報
2017/10/7 6:00
保存
共有
印刷
その他

日経テクノロジーオンライン

 トヨタ自動車日立製作所は、IoT(モノのインターネット)を用いた高効率生産モデルの構築に向けて協創を開始した。まず、2017年10月から2018年3月にかけて、トヨタの生産拠点2カ所(いずれも愛知県豊田市)で実証実験を行う。

 今回の協創は、IoTを活用してPDCAサイクルを速めた高効率な生産モデルを構築し、さまざまな工程やテーマで実証を行って生産性や品質の向上につなげるのが狙い。そのテーマの1つが、ビッグデータ解析により、突発的な設備故障を未然に防ぐ実証システムを構築し、他工程にも展開して保全業務の効率化に取り組むことである。そこで、まずは日立のIoTプラットフォーム「Lumada」を用いた工場用IoTプラットフォームを新たに構築し、製造現場のさまざまな課題解決に利用する。

 実証実験は、エンジン製造を担う上郷工場と、完成車の組み立てを担う高岡工場で実施する。導入するプラットフォームは、データ収集・統合層、データ蓄積層、データ利活用層で構成し、設備や機器、各種システムをLumadaに接続してデータの集約と分析をする。これにより、製造工程での課題を素早く発見・改善し、改善事例を他の製造工程でも共通利用することで、PDCAを回すサイクルを速める。さらに、複数工程にまたがるデータを分析することで、工場全体の見える化を行い、現場に新たな「気づき」を与えて生産性や品質の向上にもつなげる。また、複数工程にまたがる製品のデータを収集・分析して、さらなる品質の安定化を図る実証も行う予定とする。

トヨタ自動車 高岡工場

トヨタ自動車 高岡工場

 今後、実証実験で得られたデータや新技術、ノウハウを活用し、IoT分野の人材育成にも取り組む。新たな価値を創出することで、現場から経営にわたる課題解決を推進していくという。

(日経テクノロジーオンライン 森元美稀)

[日経テクノロジーオンライン 2017年10月6日掲載]

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!

日経BPの関連記事



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報