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労災の発生頻度、業種別で最高は漁業 過労死白書

従業員100万人当たりの労災認定の件数を業種別にみると、「脳・心臓疾患」「精神疾患」のいずれでも漁業が最も多い――。6日発表の「過労死等防止対策白書」では、こんな分析結果が明らかにされた。

労働者健康安全機構(川崎市)に置かれる「過労死等調査研究センター」が、全国の労働局や労働基準監督署に保管されている2010年1月~ら15年3月の脳・心臓疾患と精神疾患についての資料を調査した。この間、労災認定された事案は計3564件だった。

脳・心臓疾患では従業員100万人当たりの発生頻度が最も高かったのが漁業(38.4件)で、運輸業・郵便業(28.3件)、建設業(7.9件)が続いた。精神疾患も漁業が16.4件と最多で、情報通信業(13.5件)、運輸業・郵便業(13.0件)が続いた。

人数でみると、精神疾患は製造業(349件)、脳・心臓疾患は運輸業・郵便業(464件)がそれぞれ最多だった。

漁業の発生頻度が高い要因について、厚生労働省の担当者は「天候や漁場の環境に左右されやすく、繁忙期は長時間労働が強いられやすい点や(従事者の)高齢化が深刻なため」と指摘。「小さい漁船など閉鎖空間で長時間過ごすことでストレスがたまりやすいことも影響している」とみる。

白書では自営業者の長時間労働の実態も調査。昨年、週60時間以上働いた自営業者の割合は13.6%で、全雇用者の平均(7.7%)を大きく上回った。

調査は昨年12月~今年1月に実施。民間のデータベースから無作為に選んだ自営業者に送り、1296人が回答した。

週60時間以上働いた自営業者のうち、80時間以上働いていたのは1.5%。労働時間や日数の把握方法については、全体の73.4%が「特に把握していない」と答えた。

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