2017年12月17日(日)

来日外国人の摘発件数23.1%増 警察庁
集団万引きなどでベトナム人が増加

2017/10/6 11:14
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 全国の警察が今年上半期(1~6月)に摘発した来日外国人(永住者らを除く)による事件は8327件で、前年同期より23.1%増えたことが6日までに、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。ベトナム人による万引きなどの窃盗事件の余罪追及が進んだことが摘発数を押し上げた。摘発者は8.0%増の5193人だった。

 同庁によると、2012年から16年にかけて、外国人の入国者数が約900万人から約2300万人へ約2.5倍に増加するなか、来日外国人の摘発者数は年間9千人台から1万人台と、摘発件数とともにほぼ横ばいの状態が続いている。

 今年上半期の国籍別の摘発者は中国が30.0%の1558人で最も多く、ベトナムが23.5%の1220人、フィリピンが7.4%の383人と続き、3カ国で6割を占めた。一方、摘発件数別ではベトナムが30.1%と最も多く、中国が26.8%、韓国が7.2%だった。

 在留資格別では「留学」が1087人と20.9%を占めた。「短期滞在」「技能実習」「定住者」がそれぞれ15%前後。日本人の配偶者らは10.3%だった。不法滞在者は4分の1を占めた。

 刑法犯の罪種別では、殺人や強盗などの凶悪犯は63件で1割超の11件減った。万引きなどの窃盗は3617件と3割増え、詐欺などの知能犯も512件で6割以上増えた。

 窃盗はベトナムが709件増の1586件と最も多く、特に万引き事件の7割近くを占めた。来日外国人は共犯事件が38.7%と日本人の約3.6倍に上る。警察庁によると、ベトナムは集団による組織的な万引き事件が目立ち、摘発者数は減少したものの事件数が増えたという。

 知能犯は中国が156件増の280件で最多だった。警察庁は在留カードの偽造や偽装結婚などの取り締まりを強化する方針だ。

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