IAEAに分析装置 島津が寄贈、食品の検査用

2017/10/6 2:00
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島津製作所は国際原子力機関(IAEA)傘下の研究施設に質量分析装置を寄贈すると発表した。IAEAは原子力の技術を応用し、食品や環境、医療などの分野で発展途上国の支援を手掛けている。高性能な分析機器やノウハウを提供し活動を支援する。

食品のトレーサビリティー(生産履歴の追跡)の研究などを担う、ウィーン近郊のサイバースドルフ研究所に寄贈する。分析装置は農作物などに残留する農薬やカビの分析、産地や成分の偽装を見抜く鑑定に活用される。研究のほか、途上国の技術者の育成にも使われる。2018年1月に稼働する予定だ。

調印式でIAEAの天野之弥事務局長は「食品の貿易規制が厳しくなっている。途上国でも最先端の技術で品質を検査できるよう支援したい」と述べた。島津製作所の中本晃会長は「活動に最高性能の分析機器を役立ててもらいたい」と語った。同社は技術者を派遣し分析手法の指南なども行う。サービスを含めて約5千万円相当の寄付になるという。

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