州議会招集へ調整続く カタルーニャ独立問題

2017/10/5 20:00
保存
共有
印刷
その他

【パリ=共同】スペイン北東部カタルーニャ自治州(州都バルセロナ)の独立を巡る住民投票で州議会は5日、投票結果を審議する本会議招集の日程を巡る調整を続けた。地元メディアによると、独立派勢力は9日か10日の招集を提案し、早期に「カタルーニャ共和国の独立宣言」を採択する構えだ。

2015年9月の州議会選で、プチデモン州首相が所属する独立派の選挙連合は135議席中62議席を獲得、10議席を獲得した極左系政党「人民連合」(CUP)と連立を組み、初めて州議会の過半数を制した。CUPは「企業国有化」「欧州連合(EU)離脱」などを掲げるが、独立を問う住民投票の実現を目指す州政権を支えた。

今年9月の州議会では住民投票を実施する法案を巡って、反独立派が憲法審査の必要性などを主張して強く反対したが、独立派は採決を強行し、10月1日の住民投票実施が決まった。憲法裁判所は採決を「違憲」と判断し、同法の施行停止を命じた。

州首相を含む独立派は憲法裁の判断を無視して住民投票を強行。「勝利から48時間以内の独立宣言」などを「州議会で成立した法規定」と主張している。

「独立宣言」に関する調整でも、独立派が議会多数派の立場を利用して議事日程や審議方法を決める可能性が高いが、州内外の世論の支持を得られるかどうかを疑問視する声も上がっている。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]