2019年5月23日(木)

島根県の投票率 16回連続1位(データで見る地域)

2017/10/9 2:00
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過去の衆院選における都道府県別の投票率は、島根県が1969年以降、16回連続でトップを維持している。前回の2014年は59.24%と初めて60%台を割り込んだものの、2位の山梨県をわずかに上回り、首位の座を守った。

島根県立大の光延忠彦教授(政治学)は、有権者数に対する投票所数の多さを一因に挙げる。14年の衆院選で同県の投票所1カ所あたりの有権者数は863人。一方、最下位だった青森県は1123人で、「正確なデータは存在しないが、島根県は投票所までの距離が他の都道府県に比べて近いと考えられるため、投票率が高い」と分析する。

また、同教授によると、中選挙区制時代の79年に共産党系の候補が自民党系と社会党系(当時)による議席の独占にくさびを打ち込んで当選を果たして以降、選挙運動が過熱化。各候補が少数の住民しかいない集落にもこまめに足を運ぶようになったという。「各候補が有権者1人ひとりを囲い込み、投票行動を促した」と光延教授。こうして「投票が県民の間で習慣化した」とみる。

前回、最下位の青森県は投票日に大雪に見舞われた。ただ、それ以前も最下位クラスで「明確な要因はわからない」(県選管)という。そこで、昨年7月の参院選では「脱!投票率全国最下位」を掲げた大規模なPR活動を展開し、投票率が全国平均を上回る大きな成果を上げた。

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