ヤマトHD、大阪の物流拠点が稼働 
輸送効率化で働き方改革にも

2017/10/5 15:02
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 宅配最大手のヤマトホールディングス(HD)は5日、大阪府茨木市で大型物流拠点「関西ゲートウェイ」を稼働させた。西日本発着の荷物を集約し、輸送を効率化する。関東と中部にある既設の物流拠点との間で、トラックを多頻度で運行し、ネット通販などで増大する貨物需要にも対応する。

 新拠点は大和ハウス工業パナソニックの工場跡地で建設した物流施設を一括して借りた。延べ床面積は約9万平方メートルで、東京ドーム2個分に相当する。ヤマトHDの物流施設では東京・羽田の拠点に次ぐ規模。約60億円を投じて、荷物の自動搬送機など最新鋭の設備を導入しており、従来施設より2割少ない人数で運営できる。

 同日開いた開所式でヤマトHDの山内雅喜社長は、「人手不足や荷物の増加といった課題を克服するために、生産性の向上を実現したい」と話した。

 新拠点は東日本と西日本の間を行き交う荷物を中継する役割を担う。九州や中国地方から東日本に送られる荷物を集約し、中部や関東の拠点にまとめて輸送する。逆に東日本から西日本に送られる荷物を受け入れ、西日本各地の物流施設に発送する。荷物を集約することでトラックの積載率を高め、輸送効率を改善する。

 貨物需要が大きい東名阪の三大都市圏では、昼間に拠点間を結ぶ長距離輸送を始める。これまで都市間の長距離輸送は夜間運行を基本としていた。荷物の増加で輸送能力に限界が迫っており、昼夜問わずトラックを運行する仕組みに改める。

 夜間に集中していた長距離輸送を日中に分散することで、不足する運転手を確保しやすくなる。運転手にとっても昼間に働く選択肢を得られるため、働き方改革につながる。トラックの後ろに荷台を連結した全長25メートルの日本最大のトレーラーを配備し、1人の運転手が多くの荷物を運べるようにする。同業他社との共同輸送も検討する。

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