2017年12月15日(金)

インドネシア、国軍記念日に軍事パレード 空・海に戦力シフト

東南アジア
2017/10/5 14:12
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 【チレゴン(ジャワ島西部)=鈴木淳】インドネシア国軍は5日、国軍の創設記念日にあわせ軍事パレードを開いた。8月に韓国から引き渡しを受けたディーゼル潜水艦や陸軍に配備予定の攻撃ヘリなど最新鋭の兵器を披露した。陸軍主体の軍から、南シナ海における中国の南進や、テロリストの越境問題など地域の安全保障環境の変化に対応し、海と空の防衛力を高める。

5日、インドネシア国軍は新造潜水艦を公開した(バンテン州チレゴン)

 バンテン州チレゴンの港で行われた国軍創立記念日には、ジョコ大統領やカラ副大統領ら閣僚や、陸海空軍の約6000人が参加した。潜水艦のお披露目に加え、艦船や戦闘機によるデモンストレーションも行われ、空と海の守りを強調する式典となった。ジョコ氏は演説で「国軍は地域やアジアで最も兵器の充実した軍隊になる」と述べた。

 インドネシアをとりまく安全保障の状況は近年、大きく変化している。南シナ海のナトゥナ諸島沖の排他的経済水域(EEZ)を中国が昨年、「伝統的な漁場」と呼んで一方的に権利を主張し、緊張が高まっている。フィリピン・ミンダナオ島周辺海域では過激派組織「イスラム国」(IS)に感化された組織が身代金目的誘拐などの海賊行為を繰り返し、インドネシアも含む周辺国が海上警備を強めている。

 インドネシア国軍は伝統的に陸軍が主体だったが、「海洋国家」の復興をかかげるジョコ氏のもと、地域の安全保障の状況に応じて、海軍力や空軍力を強化している。このほどロシアから戦闘機「スホイ35」11機を購入する契約を結んだほか、韓国にさらに2隻の潜水艦を発注済みだ。

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