2019年5月21日(火)

シニア派遣 関西広がる オプトや英知継承

2017/10/5 12:30
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関西で60代以上のシニア人材派遣が広がっている。人材サービスのオプト(大阪市)は10月から、通信工事などに65歳以上の派遣に乗り出した。シニア派遣専門の英知継承(大阪府豊中市)も新規事業の企画などに技術コンサルタントの紹介を始めた。関西には電機メーカーの退職者が多く、こうした人材を中小企業が若手社員の教育などに活用する。

オプトは携帯電話会社の通信工事で現場監督ができる人材や、オフィス用複合機の営業でデータ管理などとあわせて提案できるスタッフを派遣する。中小の情報システム会社には、首都圏に人材が集中して関西では採用が難しいプログラマーも紹介する。

企業を定年退職した人などを同社が雇用したうえで、顧客企業に派遣する。まず大阪府や兵庫県を中心に始める。派遣料金は現役世代と同水準。中小企業には若手社員の育成にベテランを活用したいというニーズもあるという。

英知継承では電機や化学メーカーなどにコンサルタントが販路開拓や技術開発を助言する。会議に複数の人材を参加させる場合、料金は1回あたり30万~50万円程度を見込んでいる。同社には大手メーカーを退職した技術者260人が登録している。

介護サービスのケア21は60歳以上の人材派遣を11月に始める。駐車場警備や調理場の補助などの仕事が対象だ。派遣社員は同社の介護スタッフが面接して、体力などに問題のない人を採用する。

近畿2府4県では8月の有効求人倍率(季節調整値)が1.47倍と高水準だ。特に大阪府では正社員の倍率が2004年の統計開始以来、最大を更新した。企業の間には人手不足を派遣社員で補う動きがあるが、現役世代だけでは確保が難しくなっている。

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