1200人避難生活続く 九州豪雨3カ月

2017/10/5 8:33 (2017/10/5 11:03更新)
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福岡、大分両県で37人が犠牲になった九州北部の豪雨から5日で3カ月となった。避難所はほぼ解消されたが、両県で約1200人が仮設住宅などでの生活を送り、自宅に戻れる見通しは立っていない。甚大な被害を受けた福岡県朝倉市の山間地域には土砂や流木がなお残り、復旧作業が続く。市では4人が行方不明のままだ。

九州北部の豪雨から3カ月となり、仮設住宅前で手を合わせる入居者の女性(5日午前、福岡県朝倉市)=共同

九州北部の豪雨から3カ月となり、仮設住宅前で手を合わせる入居者の女性(5日午前、福岡県朝倉市)=共同

朝倉市は午前10時ごろ、防災無線で黙とうを呼びかけた。杷木寒水地区の自宅が被災し、杷木小グラウンドの仮設住宅に入居している杉幸子さん(80)は「亡くなった友人の思い出がよみがえった。自分が生かされていることに感謝したい」と手を合わせた。

両県によると、家屋被害は全半壊や浸水など約3千棟に上る。福岡県は朝倉市と東峰村で計100戸の仮設住宅を建設。8月には入居が始まり、追加で建設する7戸も今月中に完成する。このほか民間の賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設」や公営住宅で暮らす被災者も多い。大分県では約200人がみなし仮設などで避難生活を強いられている。

自治体が設置した避難所は、朝倉市の2カ所だけとなり、約40人が身を寄せている。

山間部ではつぶれた家屋が残る地域もあり、朝倉市杷木松末に住む和田稲実さん(75)は「豪雨を経験してずっと雨が怖い。常に危険を感じながら生活している」と不安を抱える。〔共同〕

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