シンガポールでMUFGなど3行がブロックチェーン活用で協力

2017/10/4 16:55
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■オーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)など 銀行3行が共同でブロックチェーン技術を使った顧客認証・検証システムの開発を進める。資金洗浄対策などで法令順守にかかる費用削減をめざす。

OCBC、HSBC、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)はシンガポールの情報通信メディア開発庁(IMDA)と協力、今年2月から5月にかけて顧客認証の「概念実証(POC)」実験に取り組み、成功した。4者は3日、この種の実験に成功したのは東南アジアで初めてだと発表した。

OCBCによると、4者は今後、規模を広げ、ほかのパートナーを入れた実験に取り組む可能性を探る。

現在、銀行と新規に取引関係を結ぼうとする個人や企業は規制に基づいて様々な文書を提出しなければならない。顧客確認(KYC)関連の文書の検証には数週間かかり、銀行、顧客双方にとって作業は面倒で非効率的。

顧客がデータの共有に同意すれば、ブロックチェーンを使うことで情報の収集、検証は1回で可能になる。

共有元帳の暗号化された情報は登記所、税務署、信用機関に問い合わせることで容易に確認できる。一方、銀行も確認手続きの安全なデジタル記録を共有のプラットフォームに保存でき、監査と規制当局への報告を簡素化できる。

3行によると、実験では大量の情報量があってもこのプロトタイプは安定していた。また第三者による改ざんにも強く、情報の照合には認証が必要なために機密性も高いという。

(シンガポール=ニッケイマーケッツ)

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