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米、キューバ外交官15人に退去要請 「音響攻撃」に対抗か

【ワシントン=川合智之】トランプ米政権は3日、在米キューバ大使館の外交官ら15人に1週間以内に退去するよう要請したと発表した。米政府は9月、在キューバ米大使館で原因不明の聴覚障害を訴える外交官らが続出した事態を受けて、キューバに駐在する大使館職員の半数以上を帰国させると表明していた。今回は、これに絡む対抗措置とみられる。

米メディアによると在キューバ米大使館では、外交官ら22人が聴覚障害や頭痛、脳振盪(しんとう)などを発症しており、何らかの音響兵器が使われた可能性がある。

米国務省高官は3日の電話記者会見で「キューバ政府には外交官の安全を保証する責任がある」と述べ、キューバ政府が安全を確保するまで措置を続ける方針を示した。

ティラーソン米国務長官は9月26日にキューバのロドリゲス外相とワシントンで会談したが、ロドリゲス氏は攻撃への関与を否定したとされる。第三国が攻撃に関与した疑いもあるが、攻撃は昨年11月から続いており、米国はキューバ政府の対応の鈍さに不満を強めている。

トランプ大統領は、オバマ前大統領が主導したキューバとの国交回復を批判し、見直す考えを表明している。ただ、ティラーソン氏は3日の声明で「キューバとの外交関係は維持し、攻撃の調査で協力する」と述べた。

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