2019年4月20日(土)

大塚製薬、企業内保育所で人材確保 国内最大級、開発力強化へ

2017/10/3 17:40
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大塚製薬は徳島市にある企業内保育所の定員を来春、大幅に増員する。現在の4割増となる210人で、国内最大級の施設となる。3日、増築工事を進める保育所「ビーンスターク保育園とくしま」を公開した。子供を持つ女性らが働きやすい環境を整え、多様性を持つ人材を確保する。同社の強みであるユニークな商品開発力の向上につなげる方針だ。

「大塚グループの研究・生産の拠点である徳島に魅力的な人材を集めたい」。大塚製薬の田中静江ダイバーシティ推進プロジェクトリーダーは力を込めた。

同保育所は大塚グループの社員を対象に、0歳から小学校就学前の乳幼児を受け入れる。2011年に開業し、定員を150人まで増やしていた。

徳島県外から引っ越してきた社員からは「近所に育児で頼れる家族がおらず、社内に預けられるのは助かる」という声が上がる。子育ての支援体制を充実させ、優秀な人材を確保する。

1988年に発売した、食物繊維をとれる飲料「ファイブミニ」も3人の女性研究者が開発した。ユニークな商品は同社の競争力の源泉だ。

大塚製薬の執行役員35人のうち、6人が女性だ。総務部門や医薬品の品質管理などを担当する。出産した女性も長く働き続けられるようにし、管理職での活躍も期待している。

保育所ではカナダ人の教師による英語教室や大塚製薬の工場見学、Jリーグ・徳島ヴォルティスのコーチによるサッカー教室など、ほかの保育所では見られないユニークなサービスもある。

11年の保育所開設後、大塚製薬徳島事業所の社員の出生数はV字回復を見せた。徳島県の出生数が下降傾向なのと対照的だという。社員の生活を充実させるとともに、開発力向上との両立を狙う。(安西明秀)

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