2018年12月17日(月)

GM、電動化にカジ EV・燃料電池車を20車種以上

2017/10/3 11:58
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【シリコンバレー=兼松雄一郎】米ゼネラル・モーターズ(GM)は2日、2023年までに電気自動車(EV)または燃料電池車で少なくとも20車種を発売すると発表した。今後1年半のうちにまず新モデル2車種を投入する。23年前後には、世界の自動車大手が一斉にEV生産を本格化させる見通し。GMも主力の中国市場でEV化が急激に進む流れをにらみ、電動化へ一気にカジを切る。

GMが開発を進めるのは現行のEV「シボレー・ボルトEV」を土台にした車両。これに加え、燃料電池を動力とする大型トラックの開発も進めている。航続距離の長さを生かし、商品を輸送する商用車や救急車としての採用をにらむ。

背景にあるのは中国市場の動向だ。深刻な大気汚染問題を抱える中国政府は将来ガソリン車を禁止する意向。中国はGMにとって米国を上回る最大市場で、売上高全体の4割弱を占める。

GMは中国では過去最高の販売ペースが続いている。屋台骨の中国事業の勢いをそがないためにも、中国でいずれは主流になるEVなど電動化車両の開発を急ぐ。

中国でGMとシェアを激しく争う独フォルクスワーゲン(VW)は25年までに五十数車種のEVを投入する計画だ。18年にも中国でEV生産を始め、中国が全EV販売の半分を占める見通し。英仏政府も40年以降はガソリン・ディーゼル車の販売を禁じる方針で、インド政府もEV優遇政策を強化している。

こうした政策を追い風にスウェーデンのボルボ・カーは19年までにエンジン単独車の販売を打ち切る。日本勢では、日産自動車が22年に販売台数の約3割をEVなど電動車両にする計画。

トヨタ自動車マツダデンソーもEVの共同開発を始めており、市場拡大をにらんだEV開発競争が激化している。EV普及が本格化する23年ごろにはリチウムやニッケルなどの電池材料が逼迫する可能性が高く、採掘投資なども加速しそうだ。

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