2017年11月22日(水)

ロヒンギャ難民帰還へ作業部会 ミャンマー・バングラ両政府

東南アジア
2017/10/2 23:00
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 【ヤンゴン=新田裕一】ミャンマーのイスラム少数民族ロヒンギャの難民が隣国バングラデシュに多数避難している問題で、両国政府は2日、難民のミャンマー帰還について協議する「作業部会」を設けることで合意した。ロイター通信などが報じた。難民数は50万人以上に達しており、帰還に関する具体的な条件や手順が焦点となる。

バングラデシュ南部ウキアで食糧配給を受けるロヒンギャ難民の人々

バングラデシュ南部ウキアで食糧配給を受けるロヒンギャ難民の人々

 ミャンマーのチョー・ティン・スエ国家顧問府相がバングラデシュの首都ダッカを訪問し、同国のアブル・ハサン・マハムード・アリ外相らと会談した。

 アウン・サン・スー・チー国家顧問は9月の演説で、ミャンマーから逃れた住民であることの確認手続きを条件に「難民の安全な帰還を保証する」と説明。具体的な手順についてはバングラデシュとの協議が必要だと話していた。

 ただミャンマー政府は1993年の両国合意に基づき、住民だったことを証明する公的文書が必要だとする立場。条件によっては帰還は事実上制限される可能性も残る。

 国連によると、ロヒンギャ系の武装集団が治安施設を襲撃した8月25日以降、バングラデシュに逃れたロヒンギャの難民は50万人以上に達する。掃討作戦に際し、治安部隊が無実の住民に迫害行為を行ったとの疑念が持たれている。

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