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衆院選、3極固まる 民進の左派が「立憲民主党」

小池氏「過半数擁立めざす」

民進党の枝野幸男代表代行は2日の記者会見で新党「希望の党」に合流しない民進のリベラル系前議員を集めた「立憲民主党」の旗揚げを表明した。枝野氏を代表とし、共産・社民両党との協力を探る。民進分裂で10日公示―22日投開票の衆院選は「自民・公明」「希望・維新」「民進リベラル系新党・共産・社民」の3極が争う構図がほぼ固まった。

希望の党代表の小池百合子東京都知事は2日、都内で記者団に、希望の党として「比例代表を含め、233の過半数に届く候補者を擁立したい」と述べ、政権交代を目指す考えを示した。立憲民主党の結成に関し「非常に分かりやすい構図になった」と語った。

枝野氏は2日、都内ホテルで記者会見し「国民の生活の安心、立憲主義、民主主義、自由な社会をしっかり守っていく」と新党結成の理由を説明した。「安倍政権の暴走に歯止めをかける大きな役割を果たす力を国民に与えていただく戦いを進めたい」と強調。立憲民主党に参加する前議員によると、前職や新人など「約30人の候補者を擁立する方向だ」という。

民進党の前原誠司代表は当初、小池氏とともに非自民・共産勢力の結集に向け、党所属議員全員での合流を目指した。「自公対希望」の対決構図に持ち込み、政権批判票を吸収する狙いだった。

しかし希望が民進出身者を受け入れる条件として安全保障関連法や憲法改正を認めるよう要求し、リベラル系を中心に反発の声が広がった。民進の対応は結局、希望への合流や立憲民主党への参加、無所属での出馬と3つに割れ、野党の勢力結集は不発に終わった。

枝野氏は新党旗揚げ表明に先立ち、民進最大の支持団体である連合の神津里季生会長と会談し、支援を求めた。共産党の小池晃書記局長も「これまでの野党連携を発展させるならば大いに連携したい」と歓迎した。

立憲民主党の旗揚げで3極が争う衆院選の構図がほぼ固まった。日本維新の会代表を務める松井一郎大阪府知事は2日、記者団に「今の与党体制、共産中心の一部の人たち、維新と希望という3つの勢力のどこを選んでもらうかだ」と語った。

小池氏は政権交代に意欲を示すが、枝野氏がどの程度、候補者を擁立するかによる。3極化で一部選挙区で野党候補が共倒れになる可能性もある。枝野氏は2日夜のTBS番組で、民進から希望へ合流した前議員の選挙区では「新たに候補者を立てることは考えていない」と述べ、対抗馬を立てない考えを示した。

衆院選はアベノミクス継続や憲法改正の是非、消費増税のあり方が争点だ。安倍晋三首相は消費増税の使途を見直し教育無償化の財源に充てる政策変更などを訴える。

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