CEATECきょう開幕 家電は激減、主役はプロへ
LIXIL、ファナックが初出展

2017/10/2 20:03
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国内最大の家電・IT(情報技術)見本市「CEATEC(シーテック)ジャパン2017」が3日開幕する。消費者に家電の新製品をお披露目する場としての意味合いは影を潜め、企業向けビジネスの「BtoB」の展示が主役になる。

シーテックは出展企業・団体や来場者数が減少し、16年に「脱・家電見本市」へ方針転換した。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」関連の技術を競う場になり16年は入場者数が過去最低だった15年を上回った。

電子情報技術産業協会など主催者が2日に発表した今年の出展社・団体数は667。会場の幕張メッセ(千葉市)で記者会見した実施協議会の鹿野清エグゼクティブプロデューサーは「微増だが中身は大きく変わっている」と強調した。

その理由は「667社・団体のうち49%が新規の出展」(鹿野氏)だからだ。IoT関連の異業種やベンチャーが多く、家電見本市からの転換がより鮮明になる。

なかでも目玉に据えるのは初出展のLIXILやファナック。LIXILはIoTと住宅設備を融合し、住宅にセンサーを張り巡らせて窓や空調設備を自動制御する未来のシステムを見せる。ファナックはIoTや人工知能(AI)で生産を効率化する「スマート工場」の技術を展示する。

パナソニックは昨年から家電製品の展示を大幅に減らし、今年はほぼ展示をなくす。その代わり、電子機器のサイバー対策を含めて最新のIoT技術を展示する。

出展企業も変化におおむね好意的だ。「全社的に『BtoB』へとカジを切っており、展示会の趣旨が変わるのは望ましい」「いろいろな業界の企業が集まり、IoTビジネスで連携するきっかけになる」といった声が上がる。主催団体は今年の来場者数について、前年を約1割上回る16万人を目標にしている。

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