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京の技、温故「革」新 西陣織でスピーカーも(熱撮西風)

2017/10/6 2:00
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 京都の伝統工芸が旧来の姿を変え、世界に羽ばたき始めた。西陣織が高級ホテルのスイートルームを彩り、京丹後の螺鈿(らでん)を織り込んだ衣装がパリコレのランウエーを飾る――。

 脈々とものづくりを続けてきた工房は、市場の縮小に危機感を強める。職人技は守りつつ、最新技術との融合や現代のライフスタイルに合う商品開発で新たな需要を掘り起こす。

(大阪写真部 淡嶋健人、山本博文)

■京友禅×ヒジャブ

 イスラム教徒の女性が頭にまとうスカーフ「ヒジャブ」。手掛けるのは京友禅の亀田富染工場(京都市)だ。今夏、マレーシアでファッションショーを行い、先月にはタイの百貨店に出店。経済成長著しいアジアでの販路拡大を目指す。

京友禅のヒジャブを身につけたモデルが、ムスリム向け商品展示会でファッションショーを行った(堺市)
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京友禅のヒジャブを身につけたモデルが、ムスリム向け商品展示会でファッションショーを行った(堺市)

型で染める伝統的な工程。職人がリズム良く体全体を動かして作業する
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型で染める伝統的な工程。職人がリズム良く体全体を動かして作業する

刷毛を使い一枚一枚手作業で染める
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刷毛を使い一枚一枚手作業で染める

染め上げた後に蒸し、地下水で洗う=水中からアクションカメラで撮影
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染め上げた後に蒸し、地下水で洗う=水中からアクションカメラで撮影

 

■ランプに京金網

 豆腐すくいなどの料理道具で知られる京金網の金網つじ(京都市)が作るランプシェード。繊細な編み目は菊の花のよう。「簡素で美しい。私の家にもぴったり合いそう」とイタリア人女性がほほ笑んだ。

京金網の技法で作られたランプシェード
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京金網の技法で作られたランプシェード

点灯すると天井に繊細な模様が浮かぶ
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点灯すると天井に繊細な模様が浮かぶ

職人が針金を一本一本折り曲げ、ねじり、絡ませる
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職人が針金を一本一本折り曲げ、ねじり、絡ませる

立体的に編み上げ、銅のリングを取り付ける
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立体的に編み上げ、銅のリングを取り付ける

 

■西陣織インテリア

 江戸期創業の細尾(京都市)は西陣織をインテリア素材に変えた。シャネルなどが店舗の内装に採用。金銀箔を織り込んだスピーカーをパナソニックと試作した。

フォーシーズンズホテル京都の最高級客室の内装に採用された
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フォーシーズンズホテル京都の最高級客室の内装に採用された

同ホテルの宴会場にある竹を模した装飾
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同ホテルの宴会場にある竹を模した装飾

試作したスピーカー。織り込んだ金銀箔がセンサーとなり、手を触れると音が鳴る
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試作したスピーカー。織り込んだ金銀箔がセンサーとなり、手を触れると音が鳴る

独自開発した150センチ幅の織り機。幅は一般的な織り機の約5倍で、壁布など大きな内装に対応した
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独自開発した150センチ幅の織り機。幅は一般的な織り機の約5倍で、壁布など大きな内装に対応した

 

■螺鈿 パリコレへ

 京都府京丹後市の民谷螺鈿は、貝殻の真珠層を裁断し生地に直接織り込む技術で世界を驚かす。パリコレで高級ブランドがジャケットに採用し、欧米ジュエリーブランドは腕時計の文字盤に。名刺入れなど身近な商品開発も進める。

和紙に貝殻の真珠層を丁寧に貼っていく。完成後、糸状に裁断し生地に織り込む
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和紙に貝殻の真珠層を丁寧に貼っていく。完成後、糸状に裁断し生地に織り込む

材料の夜光貝やアワビ(写真左)と細かく裁断した真珠層
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材料の夜光貝やアワビ(写真左)と細かく裁断した真珠層

線状に螺鈿を織り込んだ名刺入れ
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線状に螺鈿を織り込んだ名刺入れ

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