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エアクロ、2800円で個人スタイリストつきます

新サービス「pickss」、自宅で試着~購入まで

インターネットを通じた洋服の定額レンタルサービスを手掛けるエアークローゼット(東京・港)は2日、2800円(税別)で衣類を試着し、気に入れば購入できるサービスを始めた。新サービス「pickss(ピックス)」はプロのスタイリストが個々人に合う服を選び、自宅に送る。買い物に行く時間がない人や、ファッションに悩む人が「注文」ボタン1つで服を試せるようにする。

ピックスがファッション系のEC(電子商取引)サイトと異なるのは、雑誌や広告で活躍するスタイリストが服を選んでくれる点だ。ユーザーは事前に身長や体重、好みの色、服装の悩み、苦手な柄などを記入する。その後スタイリング料金を1回につき2800円払うと、スタイリストが上下2着と小物1つの5点を選んで家に届ける。

到着後は手持ちの服と合わせるなどして試着できる。購入を決めた場合、1着目は2800円割引、2着目以降は5%以上の割引率で購入できる。購入しない場合は届いた日から4日以内に送料無料で返送可能だ。

働く女性や子育て中の女性は買い物に行く時間を思うように取れない。ECは素早くたくさんの服を見られるが、届くまではサイズや着心地面の不安がある。店頭では実際の着心地を試せても、時間がかかったり、帰宅後に手持ちの服と合わせてみると意外に合わなかったりということもある。試着だけで2800円は高いイメージを持つ人もいるが、ピックスはこういった課題を解決することを目指している。

まずユナイテッドアローズ(UA)が展開する「ユナイテッドアローズ」「アナザーエディション」「ジュエルチェンジズ」の3ブランドを取り扱う。UAの大田直輝上席執行役員は「ECの拡大は重要だが、店頭で培った顧客接点が不足している。ピックスはこの不足感を保管できる」と分析した。今後はピックス上に集まった顧客データをUAの次のサービスに生かすといったことも検討する。

エアクロは2014年7月に設立。15年2月からインターネットを通じて婦人服をレンタルできるサービス「エアークローゼット」の提供を始めた。月額6800~9800円(税別)で、3着ずつ服を借りられる。会員数は13万人。天沼氏は「エアークローゼットはもう1つのクローゼット、ピックスはもう1つの買い物チャネルとして使ってほしい」と呼びかけた。ピックスでは年始までに20~30ブランドを取り扱い、将来的にはレンタル事業と同規模に育てる。

ピックスの類似サービスには米国で先行しているスティッチフィックス(カリフォルニア州)がある。同社は11年設立で、個人スタイリストとAI(人工知能)を融合したサービスを提供している。16年の売上高は7億3000万ドル(約820億円)を超え、個人スタイリストも3000人以上いるという。日本でも一度サービスが定着すれば、さらに市場が広がりそうだ。

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