2017年12月14日(木)

ワンタッチで遠近切り替え、三井化学が電子メガネ

ヘルスケア
環境エネ・素材
2017/10/2 13:40
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 三井化学は2日、ワンタッチでレンズの焦点距離が切り替わる電子メガネ「タッチフォーカス」を発表した。必要な時だけ老眼鏡の機能をオンにして、スマートフォンや書籍を読みやすくできる。レンズ材料で世界最大手の同社がメガネの設計から販売までを手がける。2018年春の発売をめざす。価格は未定。

右側のフレームに約1秒触れると老眼鏡機能のオン、オフが切り替わる。見た目や重さは通常のメガネと変わらない。

 電圧をかけると焦点距離が変わる「液晶レンズ」を組み込んだ。液晶や配向膜など9層を重ねた特殊レンズで、13年にパナソニックから買収した技術を改良した。右側のフレームに約1秒触れると老眼鏡機能のオン、オフが切り替わる。満充電にすると連続で10時間使用できる。使い方にもよるが、1週間は追加充電なしで使い続けられるという。

 従来の遠近両用メガネはレンズの上部が遠方用、下部が近距離用になっている。歩行時には足元の視界がゆがむために階段の上り下りに支障があったり、ゴルフのショットが打ちにくいなどの課題があったという。

 製品の品質を担保するため、三井化学の名古屋工場(名古屋市)でレンズの製造からメガネの組み立てまでを手がける。来春から国内の一部メガネ店で販売する予定だ。

 生体反応を測定したり、現実世界に映像を重ねて表示したりするメガネ型機器は世界中で開発が進む。E―Glass事業開発グループの早瀬慎一グループリーダーは「将来は様々な機能との組み合わせも検討していきたい」と話した。

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