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豊島逸夫の金のつぶやき

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日本株へ突然海外から追い風、衆院選新展開

2017/9/28 8:32
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 「フー イズ コイケ? 日本のルペン?」

 ヘッジファンドや米年金運用担当者たちが興味津々だ。「極右ではない」と説明すると、予想される政策内容を細かく聞いてくる。

 「安倍勝利」なら4年間の安定政権。「小池新党躍進」なら日本経済に欠けるとされたダイナミズム注入の期待感が高まる。どっちに転んでも日本株には追い風となりそう、との読みが透ける。

 これまで日本国内の「解散相場」に対する欧米市場の関心は薄かった。Jアラートが鳴るさなかに10年後の日本経済再生論議か、と冷めた見方が多かった。それが、小池氏参戦を機に急速に注目度が高まっている。

 特に、これまで米国株の高値警戒感の受け皿となっていた欧州株には、ドイツ総選挙後も極右政党の台頭懸念がつきまとう。それゆえフランス極右政党を率いるルペン氏とは異なる小池百合子氏と安倍晋三首相の政策対決が日本経済に刺激を与える効果を期待するのだ。

 とはいえ、まだその政策面では未知の部分も多い。北朝鮮を巡る緊迫のなかで決して楽観できる状況にはない。それでも、特に年金のような長期運用の担当者は、稟議(りんぎ)書に書けるストーリーを常に求めている。「小池劇場」などはもってこいの材料なのだ。ヘッジファンドにしても日本の衆院選が急転直下、荒れ模様となれば、日本株への関心度が高まるのは当然の成り行きでもある。

 メインシナリオは与党勝利、サブシナリオは新党躍進。これに肉付けしたいので手伝ってくれないか。思わぬ展開に、10月の日本株上昇の兆しを感じている。

豊島逸夫(としま・いつお)
 豊島&アソシエイツ代表。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラー。チューリヒ、NYでの豊富な相場体験とヘッジファンド・欧米年金などの幅広いネットワークをもとに、独立系の立場から自由に分かりやすく経済市場動向を説く。株式・債券・外為・商品を総合的にカバー。日経ヴェリタス「逸’s OK!」と日経マネー「豊島逸夫の世界経済の深層心理」を連載。
・公式サイト(www.toshimajibu.org)
・ブルームバーグ情報提供社コードGLD(Toshima&Associates)
・ツイッター@jefftoshima
・業務窓口はitsuo.toshima@toshimajibu.org

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