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内村、白井のワンツーも狙える 世界体操2日開幕
「アテネ五輪団体金」米田功氏に聞く

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2017/10/2 6:30
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 体操の世界選手権がきょう2日からカナダ・モントリオールで行われる。五輪翌年で団体戦が実施されない今年は個人種目のみの争い。男子は昨年のリオデジャネイロ五輪でも活躍した内村航平(リンガーハット)、白井健三(日体大)の2枚看板にフレッシュな面々が加わり、2020年東京五輪に向けて新たなスタートを切る。個人総合で前人未到の7連覇に挑む内村をはじめ、大会の見どころについて、04年アテネ五輪団体金メダリストで徳洲会監督の米田功氏(40)に語ってもらった。

一番の関心事は、やはり内村の7連覇がかかる個人総合だろう。09年から勝ち続け、その間の12年ロンドン五輪、16年リオ五輪も含めれば8年連続で世界一。個人総合の連勝は国内外の大会で40まで伸ばしている。

内村は個人総合7連覇に挑む=共同

内村は個人総合7連覇に挑む=共同

ただ、今季は4月の全日本選手権で2位の田中佑典(コナミスポーツ)と0.050点差、5月のNHK杯でも白井と0.100点差(全日本選手権からの持ち点を除く)と僅差だった。その影を踏む者さえいなかったこれまでの一人旅からすると、「内村、危うし?」というムードもあるかもしれない。

それでも五輪翌年であること、あれだけの実績を残してきた選手であることを考えると、休養せずに出続けてトップの座を守っていることに驚きさえ感じる。五輪に3回も出て、リオ大会では念願の団体金メダルに加えて個人総合の連覇も達成した。これ以上証明することもない、と燃え尽きてもおかしくないだろう。アスリートは五輪を最終目標にしているから、次の五輪への4年間をどうしても同じ道に感じてしまう。そこにマンネリが生まれ、競技へのモチベーションが下がる。

日々の練習に他の選手との違い

米田功氏

米田功氏

内村が今年からプロ選手に転じたのも、東京五輪まで「違う道」を歩みたかったからではないか。活動環境が変わり、今年よりルールも変わる中で、シーズン序盤に苦しんだのは仕方がない。ただ、その中でも現状を維持しようとするどころか、新しいものにチャレンジしている。つり輪の後転中水平、平行棒のアームツイストを演技構成に加え、鉄棒はH難度の「ブレットシュナイダー(コバチ2回ひねり)」に練習で挑戦している。

試合もさることながら、日々の練習に他の選手との違いが一番表れる。何度か見たが、張り詰めた空気感、集中力に圧倒されそうになった。実は毎日の練習で集中力を最大限まで高めて臨むのが一番難しい。大抵の選手はそこまで高めることができず、練習で失敗しても「ちゃんとやればできる」と逃げ道をつくってしまう。「ちゃんとやる」を練習から実践しなければ、失敗しても調子が悪いのか、技の完成度が低いのかも分からない。内村の完成度の高い演技は、そうした日々の地味で苦しい鍛錬の上に成り立っている、と改めて感じさせられた。

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