古都の占領 西川 祐子著 文書に残らぬ生活史の細部

2017/11/2 18:33
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日本経済新聞 電子版
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連合国による日本占領を論じた読み物はたくさんある。この本は、場を京都に限定し、生活史的な細部にこだわったところが出色。

また、占領の開始を終戦や敗戦とみなさず、休戦のはじまりとみなす視座も、新しい。一九四五年以後も、潜在的に戦争状態はつづいている。そんな認識にたち、占領下の出来事へこれまでとはちがう角度から、光をあてて見せた。

著者は行政文書を、可能なかぎり、網羅的に読みこんでいる。もちろん、新…

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