乗り替わりで明暗 有力馬降りた騎手の意地

2017/9/23 6:30
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17、18の両日に行われたG1前哨戦では、騎手の乗り替わりが明暗を分けた。まず17日の3歳牝馬G2、ローズステークス(阪神)では、和田竜二騎手(40、栗東)騎乗で8番人気の伏兵ラビットランが、後方から鮮やかに差し切った。

和田は春シーズンにこの路線でモズカッチャンに乗り、オークスでも2着。だが、同馬は秋からミルコ・デムーロ騎手(38、同)に交代。デムーロが春に騎乗したアドマイヤミヤビ(引退)は、秋からクリストフ・ルメール(38、同)に交代予定で、空いたデムーロにモズカッチャン陣営がオファー。和田は事実上の降板となった。レース後、和田は乗り替わりには触れなかったが、胸のすく勝利だったに違いない。モズカッチャンは7着に敗れた。

18日のセントライト記念(中山・G2)では、ミッキースワローが皐月賞馬アルアインを直線で一気に抜き去った。アルアインは松山弘平騎手(27)からルメールに。ミッキースワローは菊沢一樹騎手(20)から伯父の横山典弘騎手(49)に替わっていた。菊沢の父の隆徳調教師(47)が「乗り手が気を抜けない」と評する癖馬を変身させた横山典の手腕は、おいに見せる模範演技のようだった。

菊沢の交代のような例は以前もあったが、近年はルメール、デムーロに有力馬が集中。結果を出しても降板というパターンも目に付く。近づくG1シーズンでも、他の騎手の意地を見たいところだ。

(野元賢一)

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