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エネイブル、不動の優勝候補 凱旋門賞
狙い目は海外の古馬勢か

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2017/9/23 6:30
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日本の競馬関係者が優勝を悲願とする凱旋門賞(G1、芝2400メートル)が10月1日、フランスのシャンティイ競馬場で行われる。今年は昨年末の有馬記念(G1)を勝ったサトノダイヤモンド(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)と、同馬のサポート役として帯同するサトノノブレス(牡7、同)の2頭が日本から参戦する。昨年の凱旋門賞から始まった国内での海外馬券の発売も、もちろん実施される。昨年は馬連1万3800円、3連単38万60円の高配当が飛び出す波乱の決着となった。今年はどのようなレースが展開されるのだろうか。

凱旋門賞の上位人気馬
エネイブル牝32倍
クラックスマン牡36倍
ユリシーズ牡49倍
オーダーオブセントジョージ牡513倍
ハイランドリール牡513倍
チンギスシークレット牡415倍
サトノダイヤモンド牡415倍
ウインター牝315倍

(注)22日現在。英大手ブックメーカー、ウィリアムヒル社のオッズ

昨年はアイルランドの名伯楽、エイダン・オブライエン調教師の管理馬が上位1~3着を占めた。勝ったファウンド(牝5、すでに引退)こそ単勝3番人気だったが、2着のハイランドリール(牡5)は9番人気、3着のオーダーオブセントジョージ(同)は8番人気の伏兵だった。昨年の1番人気は日本馬のマカヒキ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)だったが14着に敗れた。

日本のオッズは他国のオッズと切り離され、独自に計算されるため、他国の人気順とは違いが出る。例えば、英大手ブックメーカー各社のつけたオッズでは、1番人気は日本で2番人気のポストポンド(牡6、英、すでに引退)だった。昨年の凱旋門賞の国内発売では応援の意味でマカヒキの馬券を買う人も多く、マカヒキが他国以上に人気となった。そのため、日本馬を外した馬券を買ったほうが、高配当を得やすかったといえる。

ただ今年に関しては、日本馬を外して馬券を買ってもどこまで妙味があるかは不透明だ。理由は2つある。一つは英国の3歳牝馬エネイブルという傑出馬が1頭いること。もう一つは日本馬サトノダイヤモンドが10日の前哨戦、フォワ賞(G2、シャンティイ、芝2400メートル)で6頭中の4着という大敗を喫したことだ。

エネイブル、高い対応力光る

エネイブルは現在、芝2400メートル級のG1を4連勝中。6月の英オークス(エプソム)と7月のアイルランドのオークス(カラ)を連勝すると、古馬と初対戦となった7月末の「キングジョージ」(英・アスコット)でも圧勝した。

いずれも先行集団からレースを進め、最後の直線で追い出してからは、力強い加速であっという間に後続を突き放した。この3戦で2着馬につけた着差は5馬身、5馬身半、4馬身半。14年に3歳馬の身でキングジョージを制したタグルーダなど、過去にも多くの名牝を育てたジョン・ゴスデン調教師は、「いままで手掛けた中で一番強い牝馬」と話す。サトノダイヤモンドの池江調教師も「(レースぶりが)強烈。過去の馬と比べても、欧州最強牝馬ではないか」と警戒する。

逃げた前走のヨークシャーオークス(G1、英・ヨーク)でも、最後の直線で後続を引き離していき、2着に5馬身差をつける快勝。現在、英ブックメーカー各社は2倍以下のオッズをつけ、断トツ人気としている。

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