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欧州サッカーウォッチ(清水秀彦)

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プレミアリーグ、色の異なる3強の争い

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2017/9/20 6:30
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今季のイングランド・プレミアリーグは連覇を狙うチェルシー(3勝1分け1敗)とマンチェスター・ユナイテッド(4勝1分け)、マンチェスター・シティー(4勝1分け)の3強が好スタートを切っている。いずれも監督が就任して2年目。それぞれの特徴が鮮明に出ていて面白い。

マンチェスターUはCFルカク(エバートン)を獲得し、「怪物ぞろい」の印象がまた濃くなった。MFにポグバ、フェライニ、FWにルカク、マルシアルと巨漢ぞろい。イブラヒモビッチも故障を抱えているものの再契約に至った。

マンU、勝ちきれるチームに

とにかくマンチェスターUは「でかくて、強くて、速い」。まさにプレミア仕様の「骨太」の陣容で、ダイナミックに力で押し切れる。

中盤にモウリーニョ監督がよく知るマティッチ(チェルシー)を加えたのも大きい。当たりに強いマティッチとポグバが中盤の底に位置することで、圧力がとてつもないものになった。

ポグバはおっちょこちょいで、信頼しきれないところがあるが、マティッチはバランスを取ってくれる。彼が加わったことで、ポグバが攻めに出ていっても穴が空くようなことがなくなった。

もとはウイングのバレンシアも頑健だからだろう、右SBに固定。CBもジョーンズ、バイリーら強い選手がそろっていて、GKにはデヘアがいる。モウリーニョ監督らしく、まずは守備を固めてカウンターを狙うメンバーがそろった。

ルカクは強さ、高さだけでなく、DFを振り切るスピードもある。ムヒタリャン、マタら周囲の選手がうまく特徴を引き出してくれている。強豪に移り、才人に囲まれ、輝きを増した好例だろう。

ムヒタリャンやドリブラーのラシュフォード、リンガードにはスピードがある。フィジカル面に優れた面々がかみ合ったときの速攻は鮮やかで力強い。

昨季は18勝で5敗しかしていないのに、引き分けが15と多く、6位に沈んだ。よりパワフルになった今季は守備が安定したうえに攻めの切れ味が増し、勝ちきれるようになった。

2013年の優勝を最後に名将ファーガソン監督が退任してから、マンチェスターUはぐちゃぐちゃになった。モウリーニョ監督を迎えた昨季の半ばにようやく混乱が収まり、欧州リーグを制した。「さあ、次はプレミアリーグのタイトル奪回」という雰囲気が生まれたのではないか。

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