2017年11月18日(土)

日清紡のカーボンアロイ触媒 Ballardの燃料電池に

BP速報
2017/9/14 23:00
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日経テクノロジーオンライン

カーボンアロイ触媒(写真:日清紡ホールディングス)

カーボンアロイ触媒(写真:日清紡ホールディングス)

 日清紡ホールディングスは、白金代替触媒の「カーボンアロイ触媒」が、カナダBallard Power Systemsの燃料電池スタックに採用されたことを発表した。固体高分子形燃料電池の電極に非白金触媒が実用化されるのは「世界初」とする。

 カーボンアロイ触媒は、カーボン(炭素)を主原料とし、白金を一切使用しない。燃料電池の大幅なコストダウンを実現する要素として、日清紡HDと群馬大学が共同開発を進めている。また、カーボンアロイ触媒の実用化に向けては、日清紡HDとBallardが2013年から共同開発を進めてきた。

 今回、ポータブル型燃料電池において、白金触媒と同等の発電性能および高い耐久性を得られたことで、Ballardの燃料電池スタックへの採用が決まったという。白金を多量に使用する空気極側にカーボンアロイ触媒を用いることで、Ballardの燃料電池スタックに使用する白金の使用量を約80%削減可能とする。なお、水素極側には従来の白金触媒を使用する。

 カーボンアロイ触媒を用いたBallardの燃料電池スタックは、2017年12月より販売予定。今後、日清紡グループはポータブル型燃料電池での実績を積み、より大きな市場に向けたカーボンアロイ触媒の用途開発を進める。

(日経テクノロジーオンライン 森元美稀)

[日経テクノロジーオンライン 2017年9月14日掲載]

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