サッカー

ハリルJ 最終戦飾れず 暑さ難敵、再三の好機逃す
W杯予選、サウジに0-1

2017/9/6 11:24
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マラソンを完走した後で「ゴールはさらにこの先」と言われたようなものだったのか。「本当に立場的に難しかった」と昌子。前の試合でW杯出場を決めた日本の選手たちにとって、最終戦の越えるべきハードルは多過ぎたようである。

サウジに敗れ、肩を落とす日本イレブン=共同

サウジに敗れ、肩を落とす日本イレブン=共同

8月31日のオーストラリア戦から攻撃陣を4人入れ替えた。ハリルホジッチ監督は経験豊富な本田と岡崎、馬力のある原口、パスで急所を突ける柴崎に、疲れが残るチームをけん引してもらいたかったのだろう。

60分近くまでサウジより多くの得点機をつくった。が、30度超の気温と70%を超える湿度は確実に選手の体をむしばんでいく。直近の試合から中6日のサウジに対し、日本は中4日。その上に移動の疲れもある。6万人を超す相手サポーターの大音声より、この2日の差の方が選手の身にこたえたのではないか。

後半から出場のサウジの切り札、F・ムワラドに先制点を許した後、失速はさらに顕著になった。反撃の時間はまだあるのに、67分に投入された前線の杉本らの高さに頼るロングボール攻撃が増えた。陣形はこれで余計に間延びし、アビドのテクニックを絡めたF・ムワラドの一点突破に幾度となく危ない形をつくられた。

芝居がかった時間稼ぎに微妙な判定、ピッチに投げ込まれるペットボトル……。追いつこうと焦る日本の選手は平静を失い、さらに雑なサッカーへと傾いた。

W杯出場決定後、あの手この手で選手の士気の維持に努めたハリルホジッチ監督は「勝って予選を終わりたかった。前半のチャンスで先に点を取っていれば違った展開になっていたのに」とがっくり。オーストラリア戦のヒーロー、井手口も「まだまだ甘いです」。

来年のロシア大会に向け、監督がいうところの「第3章」は黒星で始まった。これまでと同様、この章も山あり谷ありになりそうである。

(武智幸徳)

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