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ナショナルオープンの価値を高めるために
公益財団法人日本ゴルフ協会専務理事 山中博史

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2017/9/11 6:30
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 14日に開幕する日本シニアオープン選手権(ザ・クラシックGC、福岡県)を皮切りに、今年もナショナルオープンの季節が近づいてきました。28日からは日本女子オープン選手権(我孫子GC、千葉県)、10月12日から日本オープン選手権(岐阜関CC、岐阜県)と続きます。それぞれのカテゴリーで今年のゴルファー日本一を決める試合です。

米女子ツアーを主戦場にする畑岡。昨年の日本女子オープンでメジャー最年少優勝した=共同

米女子ツアーを主戦場にする畑岡。昨年の日本女子オープンでメジャー最年少優勝した=共同

 今回のテーマはその開催コースについてです。多くの方が「ナショナルオープンの開催コースは名門コースに限られる」という印象を持っているようです。確かに過去には、一般に“名門”といわれるコースで多く開催されてきたのも事実ですが、「限られる」ということではないと思います。そもそもその基準とは何なのでしょうか。歴史でしょうか。入会が難しいメンバーシップでしょうか。そう考えると、基準そのものがあいまいなように思います。

重要なコースの質と協力体制

 今回は、最近のナショナルオープンの開催コースがどのようにして決まっていくのかを紹介しましょう。

 現在、2020年まで3つのナショナルオープン(日本オープン、日本女子オープン、日本シニアオープン)の開催コースは決まっています。開催コースを決める際には「ウチで開催したい」というゴルフ場から話があるケースと、日本ゴルフ協会(JGA)から「おたくで開催したいのですが」と話を持っていくケースがあります。

 主催者であるJGAにとって一番重要なのは「コースのクオリティー」と「コース側の協力体制がどうか」です。その年のそれぞれのカテゴリーのゴルファーナンバーワンを決める試合ですから、その舞台にふさわしい「コースのクオリティー」は説明するまでもないでしょう。そのままでOKのコースもあれば、コースの素材はよいもののティーインググラウンド、バンカーや池の増設、樹木の移植・伐採など改造が必要なコースもあります。「コース側の協力体制」という点では、例えば「この樹を移植してください」「このバンカーの位置、形状を変えてください」とJGAが要望しても、コース側が「コースはいじれません」ということもあります。コースにとって樹木は貴重な財産ですし、慣れ親しんだレイアウトや景観を変えることに抵抗するオーナーやメンバーさんは少なくないからです。

 クラブの経営方針も大切です。コース改造や整備のためにメンバーのプレーを制限することがありますから、メンバーの理解や協力も不可欠です。コース改造や整備費用負担、チケット販売の見通し、ボランティアスタッフの募集、近隣ゴルフ場との協力など多様な要素が含まれるからです。

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