Tech Frontline

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

相鉄・東急直通線向け新型車 10cm細いボディーに個性

(1/2ページ)
2017/9/22 6:30
共有
保存
印刷
その他

日経コンストラクション

 2022年度下期開業を目指して新線建設工事が進む「相鉄・東急直通線」。相模鉄道(相鉄)は、東急東横線・目黒線を経由して渋谷・目黒方面と直通するこのルートを走る新型車両「20000系」を公表した。車体幅を、東急線のトンネルをくぐれるように2770mmに抑えた。

横浜駅をターミナルとする相鉄が、都心直通へ向けて新型車両導入の準備を始めた(写真:大野雅人)
画像の拡大

横浜駅をターミナルとする相鉄が、都心直通へ向けて新型車両導入の準備を始めた(写真:大野雅人)

 相鉄沿線と都心を結ぶ新線は、この相鉄・東急直通線と、JR東海道貨物線・横須賀線などを経由する「相鉄・JR直通線」の2ルート。相鉄・JR直通線は、東急線経由よりも3年早い2019年度下期の開業を目指して工事が進んでいる。

神奈川東部方面線(相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線)の路線概要図(資料:鉄道・運輸機構)
画像の拡大

神奈川東部方面線(相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線)の路線概要図(資料:鉄道・運輸機構)

 相鉄が東急線経由で都心へ直通する車両を新造した理由の一つに「車両限界」(車両断面の限界範囲)がある。首都圏の私鉄のなかでも車両限界を大きくとる相鉄は、既存車両が東急線内を走れないというハードルがあった。

 そこで同社は、開発基準の一つに「相鉄・東急直通線の仕様に準じた大きさの車体」を置き、日立製作所「A-train」をベースにした20000系を新造。2017年12月に1編成が登場し、営業運転に就く。

左は「ヘッドライトが特徴的」と紹介された相鉄20000系イメージ画像。右は、夜間は暖色系の照明に変更するという20000系車内(資料:相模鉄道)
画像の拡大

左は「ヘッドライトが特徴的」と紹介された相鉄20000系イメージ画像。右は、夜間は暖色系の照明に変更するという20000系車内(資料:相模鉄道)

■相鉄9年ぶりの新型車、内外に個性

 相鉄が12月に導入する新型車両20000系は、相鉄・東急直通線に対応したモデルで、同社にとっては9年ぶりの新造車だ。製造は日立製作所が担当する。

相鉄20000系の前面イメージ(左)と側面イメージ(右)(資料:相模鉄道)
画像の拡大

相鉄20000系の前面イメージ(左)と側面イメージ(右)(資料:相模鉄道)

 20000系は、日立のアルミ製標準型車両「A-train」をベースとし、山口県下松市の笠戸事業所で車両を、茨城県ひたちなか市の水戸事業所でインバータ駆動装置などの電気品を製造する。日立が相鉄から新型車両を受注するのは18年ぶりだ。

 日立のA-trainは、アルミダブルスキン構体、完全自立型モジュール内装、中空押出型材一体成型マウンティングレールによるモジュール締結を基本構成とした車両製造技術パッケージである。従来の車両に比べ静粛性、高剛性、安全性などに優れる。さらに、内装のモジュール化によって車両生産リードタイムの短縮、リニューアル時の容易化といった利点も持ち合わせている。

相鉄20000系の車内連結部分付近イメージ(左)とユニバーサルデザインシート(右)(資料:相模鉄道)
画像の拡大

相鉄20000系の車内連結部分付近イメージ(左)とユニバーサルデザインシート(右)(資料:相模鉄道)

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 次へ
共有
保存
印刷
その他

電子版トップテクノロジートップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!

日経BPの関連記事

【PR】

Tech Frontline 一覧

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

GR DIGITAL III」「同IV」のキャップリングを構成する部品を3Dプリンターで造形し、金型の更新を不要とした。従来はポリカーボネート(PC)を射出成形していたが、粉末床溶融結合法の3Dプリンターでポリアミド(PA)12を使い造形。後処理として黒に染色している(写真:リコー)

リコー 製造終了デジカメの部品、3Dプリンターで造形 [有料会員限定]

 自社の製品開発プロセスにおける試作品だけでなく、顧客の手元に届く最終製品の製造手段としての活用も広がる3Dプリンター(AM、Additive Manufacturing)。従来の他の工法に比べて形状…続き (10/16)

ゴーグル不要「裸眼VR」、一瞬で未体験ゾーンの破壊力 [有料会員限定]

 「ワオ!」「アメイジング!」――。2017年3月に米国テキサス州オースティンで開催された音楽や映像、ネット技術の国際見本市「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)2017」。会場の一画では、来場…続き (10/17)

ICカードかざさず改札通過 ソニー、近接無線普及に再挑戦 [有料会員限定]

 ソニーが近接無線通信規格「TransferJet(トランスファージェット)」の普及に再び挑む。次世代仕様「TransferJet X」と独自のアンテナ技術を組み合わせて、B to B分野での採用を狙…続き (10/2)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

TechIn ピックアップ

10月17日(火)

  • 世界がトヨタを潰しにきた!VW、習近平「EVシフト」の狙い
  • 労働者を保護すると、ロボットの導入が加速し失業者が増加する
  • 新iPhoneのワイヤレス充電は、社会インフラを大きく変える可能性がある

日経産業新聞 ピックアップ2017年10月17日付

2017年10月17日付

・VR機器部品、技術競う アルプス電気やロームなど
・LNG船、CO2さらに抑制 環境省、技術開発に補助金
・3Dプリンター、建設にも 大林組が橋の部材
・マツダ、車の骨格1割超軽く
・大島造船所、本社工場の拡張検討
…続き

[PR]

関連媒体サイト