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池田、上井ら…後半戦初戦で得たそれぞれの収穫
編集委員 吉良幸雄

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2017/8/31 6:30
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ずいぶん久しく見なかった「レトロ」な光景だった。連日30度を超え、真夏の太陽が照りつけた男子ツアーのRIZAP・KBCオーガスタ(8月24~27日、福岡・芥屋GC=7151ヤード、パー72)で今季初勝利を挙げた池田勇太(31)は優勝後の記者会見で、喉を潤す飲み物としてミネラルウオーターやスポーツドリンクではなく、生ビールをリクエスト。ジョッキを手に「暑い~」と笑いながら、豪快に飲み干した。尾崎将司や青木功、飯合肇ら「昭和のプロ」の系譜を継ぐ池田らしい。

海外メジャーはすべて予選落ち。池田勇太は今季初勝利からの巻き返しを誓った=共同

海外メジャーはすべて予選落ち。池田勇太は今季初勝利からの巻き返しを誓った=共同

「西部警察」テーマ曲で乗った

今大会はトーナメント主催者が趣向を凝らし、入場者(決勝ラウンド当日券5500円)はカレーや焼きそば、鶏の炭火焼き、かき氷などが食べ放題で、ギャラリーバス利用者はビール飲み放題も。18番グリーン付近には終日軽快な音楽が鳴り響き、スタートのティーインググラウンドでは、選手のお気に入りの音楽が流された。まるで海水浴場か夏祭りのような雰囲気。池田はかつての人気テレビドラマ「西部警察」のテーマソングに乗ってティーショット。「あの曲で、きょうはいける、と思えるよね」。初日10位から3位、首位タイと尻上がりに調子を上げ、最終日はボギーなしの5バーディー、67をマーク。通算18アンダー、270として同組で回った上井邦裕(34)とのマッチレースを制した。

留飲を下げる勝利の美酒だ。賞金王として臨んだ今季。海外での活躍を一番の目標に掲げながらマスターズ・トーナメントをはじめ海外のメジャー4大会はすべて予選落ちした。松山英樹が全米オープン、全米プロで優勝を争い、谷原秀人や小平智、宮里優作も1試合は決勝ラウンドに進んでいるのに……。勝ち気な池田だけに、賞金王のプライドを傷つけられ、はらわたが煮えくりかえるような悔しさを味わったはず。海外メジャーの敵は日本ツアーで晴らすと、「結果」を出すことを渇望していた。だからこそ、今季初Vで、ようやくスタート台に立ったと思えた。「さあ、これから、見てろよ!」と息巻いた。

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