米企業トランプに反旗 女性CEO乱を呼ぶ

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2017/8/26 6:30
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「トランプ氏のために戦争を始める」

18日、トランプ米大統領の最側近だったバノン首席戦略官・上級顧問はこう言い残してホワイトハウスを去った。

白人層でバノン氏を支持する人も多い

白人層でバノン氏を支持する人も多い

バノン氏は移民排斥や保護貿易など、トランプ氏の「米国第一主義」を支えた人物だ。政権入りする前は、白人至上主義などを訴える「オルトライト(ネット右翼)」のニュースサイト「ブライトバート・ニュース」を運営していた。バノン氏は政権内の穏健派と対立し一敗地にまみれた。

■トランプ氏擁護の声も

ニュースサイトに戻った今、バノン氏は復讐(ふくしゅう)に燃えている。攻撃対象には、議会やメディアだけでなく、大企業も含まれる。

白人至上主義者と反対派との衝突事件を巡り、トランプ氏は「双方に非がある」と述べ、人種差別主義者を容認するかのような姿勢を示した。「多様性は米国文化の礎」(ユナイテッド・テクノロジーズのグレッグ・ヘイズ氏)と考える有力企業の最高経営責任者(CEO)たちは、それを問題視し、助言機関の解散にまで発展した。

トランプ氏の発言に対し、誰もがバノン氏の影響を強く感じていた。そのため、混乱を招いた責任を取る格好でバノン氏は辞任した。CEOの反乱がバノン氏退任に一役買ったとも言える。

ところが、一般の米国人はCEOたちほどトランプ発言を問題視していない。むしろ、トランプ氏の発言を擁護する人も多くいる。調査会社モーニング・コンサルタントと政治情報サイト「ポリティコ」が共同で実施した調査がそうした状況を物語っている。

シャーロッツビル(バージニア州)で白人至上主義者と反対派が衝突したことについて尋ねたところ、共和党支持者では「双方に非がある」と答えた人が過半数の54%を占めた。ここから浮かび上がるのは、CEOと保守的な白人層との間における人種や移民を巡る意識の違いだ。

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