2018年10月16日(火)

しゃべる壁に歌う家電 オンキヨーが何でもスピーカーに

BP速報
2017/8/24 23:00
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日経テクノロジーオンライン

リビングの壁や家電の“表面"がそのままスピーカーになる日が来るかもしれない。オンキヨーは、住宅用建材や家電の壁面・パネルに直接取り付ければ、音楽や音声を再生する機能を追加できる加振器を開発、OEM提供する事業を始めた。

加振器ユニットの大きさは36mm×21mm×41mm、最低共振周波数は115ヘルツ

加振器ユニットの大きさは36mm×21mm×41mm、最低共振周波数は115ヘルツ

同社の音声・音楽再生技術を活用したもので、防水性や気密性が必要な空間といったスピーカーの搭載が難しい場所や、スピーカーの埋め込みが景観上難しい壁や天井への取り付けを想定する。同社が開発した加振器を家電メーカーや住宅産業向けに提供し、AI(人工知能)やIoT(Internet of Things、モノのインターネット)対応機器開発などの新規事業を加速する。

一般的なスピーカーユニットの場合、音が放射状に広がるのに対して、加振器を取り付けた壁やパネルの場合、平面全体が振動して音が平行に広がる

一般的なスピーカーユニットの場合、音が放射状に広がるのに対して、加振器を取り付けた壁やパネルの場合、平面全体が振動して音が平行に広がる

オンキヨーはこれまでも、ゲーム機や楽器向けに音楽再生用の加振器を提供してきた。例えば河合楽器製作所は、物理的に振動する響板で電子ピアノの音を響かせる「響板スピーカーシステム」にオンキヨーの加振器を採用している。

米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)の「Amazon Echo」や米Google(グーグル)の「Google Home」のように、AIによる音声認識機能を搭載したスマートスピーカーの普及を受けて、家電や車でも音声認識を活用した製品開発が進んでいる。オンキヨーもこうした流れに乗り、2017年9月に同社はAmazon.comの「Alexa」搭載のスマートスピーカーを発売する予定である。今回の新たな取り組みで、「スピーカー」の枠組みを超えた音声AI活用の拡大を狙う。

(日経テクノロジーオンライン 内山育海)

[日経テクノロジーオンライン 2017年8月24日掲載]

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