2017年11月20日(月)

コースでゴルフ 3割減 レジャー白書から見えるもの
ゴルフライター 嶋崎平人

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2017/8/24 6:30
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 日本生産性本部がまとめた「レジャー白書2017」には、日本のゴルフ関係者にとって衝撃的な数字が記されていた。ゴルフコースで年に1回以上プレーしたことのある2016年のゴルフ参加人口は前年に比べ210万人も少ない550万人だった。この1年間で27.6%減っており、実にピーク時の3分の1になった計算になる。

「Gちゃれ」に参加し、ゴルフコースでレッスンを受ける大学生=大学ゴルフ授業研究会提供

「Gちゃれ」に参加し、ゴルフコースでレッスンを受ける大学生=大学ゴルフ授業研究会提供

 レジャー白書は毎年、全国の15歳から79歳までの男女3300人余りを対象にインターネットを使って調査している。たとえばゴルフなら、1年間に1回以上プレーした参加率と、15~79歳の人口1億66万人(総務省統計局推計、17年1月時点)を掛けて参加人口を推計する。今回の大幅な減少について、ゴルフ関連業界の動向に詳しいゴルフ用品界社(東京・新宿)の片山哲郎社長は「数字のインパクトが強く、信ぴょう性を確認する必要があるのではないか」と指摘する。そのうえで、「ゴルフ人口の減少傾向が続いている事実を受け止めなければならない」とも語った。

ゴルファー、60~70代が過半数

 性別と年代別の構成比をみると、さらに衝撃的な数字がみえてくる。年代別の構成比は60代が23.1%、70代は29.7%だった。60代、70代を合わせた52.8%を上回るのはゲートボール(63.5%)だけ。ゴルフをする人の半数以上をこの年代が占めており、15年(48.4%)に比べて一段と高齢化が進んだ。また、女性の比率は13.7%で、前年に比べ0.8ポイント減った。性別や年齢を問わず楽しめるのがゴルフの魅力にもかかわらず、まだまだ女性の比率が低いのが現状だ。

 ゴルフの参加率は5.5%で、前年から2.0ポイント下がった。特に目立つのは50代男性(15.8%→8.5%)と40代男性(11.0%→8.3%)。2桁の参加率があったこの世代の大幅な落ち込みが影響している。

 ゴルフ界にとって明るい兆しはないだろうか。前年より参加率が増えた世代がある。10代、20代の女性だ。比率は低いが、10代が0%から3.0%、20代は0.9%から1.5%にそれぞれ増えた。今年限りでの現役引退を発表した宮里藍が03年にプロ入りしてから、若手女子プロの活躍が続いており、若い女性にゴルフがより身近なスポーツになってきている表れかもしれない。

 また、レジャー白書はゴルフ練習場の参加人口、参加率も推計している。練習場に行くだけで実際にコースに出てプレーしていない比率が多い世代は10~20代の男性、20~30代の女性だ。このコースデビュー「予備軍」に着実にコースへと足を運んでもらえるよう、大切に育てていくことが課題である。

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