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豪快!クラゲにかぶりつくウミガメの子 毒にも負けず

NIKKEI STYLE

ナショナルジオグラフィック日本版

オーストラリアのサンゴ礁、グレート・バリア・リーフで、アオウミガメの子どもがクラゲを食べている動画が撮影された。世界には7種のウミガメが生息し、そのほとんどは雑食で、クラゲを含め何でも食べる。

しかし、アオウミガメは成長すると、ほぼ草食に落ち着く。動画のウミガメは、おそらく2~5歳の子どもと思われる。この時期はまだ成長段階にあり、何でも口にする。

「この動画で興味深いのは、ウミガメがクラゲの傘の部分ではなく触手を食べている点です。傘の方が、栄養があると思うのですが」と、ナショナル ジオグラフィック協会のエクスプローラーで、海洋生物学者のデビッド・グルーバー氏は言う。

わざわざ触手の方を食べるとは、確かに変わっている。刺されると痛いので、人間ならできるだけ避けようとするはずだ。触手は何かに接触すると、銛(もり)のような構造になっている小さな刺胞が飛び出して毒を噴射し、相手を攻撃する。

しかし、爬虫(はちゅう)類であるウミガメの体はうろこに覆われているため、刺されても大してダメージを負うことはない。唯一の弱点は目だが、動画のウミガメはまぶたを閉じ、目を前足で覆って保護している。触手を飲み込んでも、特に体に害は出ていないようだと、グルーバー氏は話す。

むしゃむしゃと触手にかぶりつく、ダイナミックな食べっぷりを映像でご覧ください。

(日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2017年6月29日付記事を再構成]

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