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「GABAライス」で農家のお手伝い サタケ・佐竹利子代表

サタケの佐竹利子代表に後発部門である食品分野の戦略などを聞いた。

――機械メーカーがなぜ食品製造に乗り出すようになったのですか。

「精米機が祖業であるわが社にとって1次産業、とりわけ農業との縁は深い。1962年に年間118キロだった日本人1人当たりのコメ消費量は今では55キロを割り込む水準。なんとか農家の方たちに元気になってもらいたい、そのお手伝いをしたいという気持ちからだ」

――「GABA(ギャバ)ライス」などの商品化は代表が率先して進めていますね。

「玄米に適切な水分と温度を加えることで胚芽部分に生成される『γ(ガンマ)―アミノ酪酸』は神経伝達物質としてストレスを軽減したり血圧を下げたりする効果がある。90年代後半から自分で胚芽米を研究し、数年かけて少しの水があれば胚芽中のGABAが胚乳に移動することを発見。2005年、この研究で京都大学から農学博士号をいただいた」

――その成果がGABAの入った白米の開発につながったのですね。

「『おコメの力で元気な人を創る』というコンセプトでパック入りのGABAライスを発売した。玄米と水を仕込めば自動的にGABAを生成する家庭用精米機なども売り出した。2011年からはGABAライスで作るおむすびショップを東京・秋葉原や広島、ハワイのワイキキなどに出店している」

――創業家出身のオーナーの提唱であれば全社一丸の取り組みとなりやすいですね。

「6年前におむすびショップを始めようとした時は大半の役員から『そんなもの売れませんよ』と反対された。わが社は風通しの良さが信条なので役員会でも異論は自由。でも多くの人が反対しているからこそ、やる価値のある場合もある。GABAの事業は時間をかけて大きく育てたいと考えている」

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