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充実の女子バドミントン 公正で厳しい競争が強くする
編集委員 北川和徳

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2017/8/18 6:30
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代表2枠のリオ五輪への出場は逃したが、昨年12月の全日本総合では決勝で山口を2-0で下して初制覇。今年は6月のインドネシア・オープンで山口や現在世界ランク3位の成池鉉(韓国)ら強豪を次々と倒して念願のスーパーシリーズ(SS)初優勝を果たした。世界選手権に向けて「シード選手を倒してメダルを取るチャンスは十分にある」と意気込む。

女子単、世界20位内に6人

ダブルスでも高橋礼(右)、松友組を筆頭に世界ランク11位までに4組が続く=共同

ダブルスでも高橋礼(右)、松友組を筆頭に世界ランク11位までに4組が続く=共同

世界ランク15位の大堀彩(20、トナミ運輸)を加えた4人が世界選手権のシングルスに出場する。このほかにも日本の女子は同18位の三谷美菜津(25、NTT東日本)、20位の川上紗恵奈(19、北都銀行)を含めて8月10日付の世界ランクで20位内に6人が名を連ねる。ダブルスもリオで金メダルに輝いた高橋礼華(27)、松友美佐紀(25)=ともに日本ユニシス=のタカマツペアを筆頭に世界ランク11位までに4組が続く。

これだけハイレベルなメンバーから3年後の五輪代表はどう決まるのか。日本の各選手が今の世界ランクを維持すれば、女子の代表枠はシングルス、ダブルスともに2となる見込み。ポイントは五輪出場枠が決まる20年5月ごろの世界ランク。ここで16位内に入り、さらに日本勢で2番手以上にいることが代表レースを生き残る条件となるはずだ。

その世界ランクは直近1年間に出場して最も高いポイントを得た10大会のポイント合計で決まり、毎週更新されている。上位にいくには高ポイントを稼げる世界選手権やスーパーシリーズなどグレードの高い大会への出場が必要だが、それは日本代表Aのメンバーに限られる。

代表Aに確実に選ばれる条件は、全日本総合での決勝進出(ダブルスは優勝)、または全日本総合の終了時に日本ランク1位でいること。ただし、その後の大会の成績などによっては代表の見直しもある。長くて緊張感を強いられる戦いが続く。

欠かせないライバルの存在

リオの前にはダブルスでアジア選手権に優勝すれば2枠目として五輪出場を果たせた日本のペアをタカマツペアが決勝で破ってその道を阻むというドラマもあった。松友は「ここで負けていたら、金メダルなんて絶対に取れない」と話した。そして3カ月後にリオで頂点に立った。敗れた福万尚子(25)、与猶くるみ(24)=ともにヨネックス=のペアの夢も東京へと続いている。今回の世界選手権には世界ランク11位で出場する。

公正で厳しい競争がここまで日本のレベルを引き上げてきたのは間違いない。佐藤は「(山口と奥原に)追いつかないと五輪を目指せない。互いに刺激になっていることが日本が強くなった要因だと思う」と話す。それはバドミントン女子に限らず、卓球でも陸上でもさまざまな競技で共通することだと思う。

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