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いよいよACL再開 9年ぶり王座奪還狙う日本勢
サッカージャーナリスト 大住良之

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2017/8/11 6:30
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 5月いっぱいでベスト8が出そろったサッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)。約3カ月間の中断を挟んで、いよいよ準々決勝以後の「ファイナルラウンド」が始まる。決勝までホームアンドアウェー方式の2回戦制。2試合の合計得点で並んだら、「アウェーゴール」の多いチームが勝ち進むというルールが適用される。

 準決勝まではアジアを東西に分けて行われているACL。「西地区」ではアルアイン(アラブ首長国連邦=UAE)―アルヒラル(サウジアラビア)、ペルセポリス(イラン)―アルアハリ(サウジ)がぶつかる。「東地区」では上海上港(中国)―広州恒大(中国)、川崎―浦和と、中国のクラブ同士、日本のクラブ同士がそれぞれ対戦する。すなわち東地区の準決勝は「中国―日本」ということになり、初戦(9月27日)は中国で、そして第2戦(10月18日)が川崎の等々力競技場、あるいは埼玉スタジアムということになる。

 英ブックメーカー(賭け屋)によれば、優勝候補の筆頭は過去2回優勝(2013年、15年)の広州恒大。賭け率は「3対1」、すなわち100円賭けると400円戻ってくることになる。続いてアルヒラルと上海上港が「4対1」、浦和が「6対1」、アルアハリと川崎が「7対1」、アルアインが「12対1」、そしてペルセポリスが「16対1」と出されている。

西からの決勝進出、アルアインを予想

 だが私の予想は、西からの決勝進出チームはアルアイン。日本代表が今年3月、ワールドカップ予選のUAE戦を戦ったUAE内陸部のオアシス都市アルアインをホームとするクラブだ。キャプテンであり、エースのMFオマル・アブドゥルラフマンが変幻自在のパスでチャンスをつくり、ブラジル人FWカイオ(昨年まで鹿島)が左サイドから突破、華々しい攻撃力を誇る。準々決勝進出チームを決める「ラウンド16」ではイランのエステグラルと対戦、アウェーの初戦は0-1で敗れたが、ホームではカイオが連続得点して合計得点でひっくり返し、その後オマル・アブドゥルラフマンの2得点などで6-1と大勝した。

 7月にはスウェーデン代表FWのマルクス・ベリをパナシナイコス(ギリシャ)から獲得、さらに守備陣にはサンフレッチェ広島から昨年のリオデジャネイロ五輪代表DF塩谷司を補強した。攻撃的なサッカーにさらに磨きをかけ、03年以来14年ぶり2回目の優勝を目指す。

 今年のACLは東西それぞれ4つずつ、計8つの組で争われたグループステージに偏りがあった。西地区で準々決勝に残った4チームはC組とD組の1、2位。東地区ではF組とG組の1、2位だった。西地区ではC組1位のアルアインとD組1位のアルヒラルが準々決勝で対戦し、東組ではF組1位の浦和とG組1位の川崎が当たることになった。ともに準々決勝の段階ではグループステージの再戦はない。

 サウジの首都リヤドをホームとするアルヒラルはこの夏、イングランドのレディングからオマーン代表GKアリ・アルハブシを補強した。アジアのナンバーワンGKを獲得したことで、守備が引き締まったのは想像に難くない。

 ややこしい話だが、ペルセポリスはイラン南部にある世界遺産「ペルセポリス」のお膝元の町のクラブではない。首都テヘランの人気クラブである。ホームスタジアムはイラン代表もプレーするアザディ・スタジアム。チームは大半がイラン人選手となっている。このペルセポリスと当たるアルアハリは、9月5日に日本がワールドカップ予選でサウジ代表と対戦するジッダのキング・アブドゥラ・スポーツシティをホームとしている。この夏にベルギーのブルージュからブラジル人MFクラウジミルを獲得した。

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