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10度目の富士山頂制覇 前哨戦の敗北感が糧に
ランニングインストラクター 斉藤太郎

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2017/8/6 6:30
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 各地で大きなフルマラソンが始まるのは10月下旬ごろ。シーズン序盤の大会で長い距離に慣れ、11月下旬あたりに記録を狙って本命レースに出る、というレースプランを練っている方が多いようです。

筆者は富士登山競走をフルマラソンへの「仕込み」に充てている

筆者は富士登山競走をフルマラソンへの「仕込み」に充てている

 そんな秋を前に、当面は暑さを避けた時間と場所での練習となります。山、木陰、森林、不整地などの練習を多く取り入れてください。ゆっくりペースで構わないので、なるべく長時間走り込みます。夏に起伏や悪路を走ったり歩いたりすることで総合的な体力を高め、9月以降の質の高いマラソン練習に太刀打ちできる強い脚をつくる。そんな仕込みの時間に充てましょう。

 私は毎夏の富士登山競走を「仕込み」に充てていて、今年も出場してきました。その結果は後述するとして、まずは「サブ4」前後の方を対象に夏の週末のメニュー例を挙げます。

<土曜日>
○10~30分ジョグ+ストレッチ+心地よく走るインターバル
 以下、いずれかを選択します。
・1キロ×3~5本(つなぎ3分ゆっくりジョグで呼吸を整える)
・300~400メートル×10本(つなぎ2分ジョグ)
・土と芝で「1分間快調ラン」と「1分間ゆっくりジョグ」の繰り返しを10本

<日曜日>
 前日のインターバルによる筋肉疲労が残った状態で長時間運動に取り組みます。
○登山やトレイルランニング
○木陰90分~2時間ウオーク&ジョグ(気ままに歩いたり走ったり)
○朝=60分ジョグ、夕=30分ウオーキング(1日2回体を動かす)

 目的を掲げたものの、それにのっとってなんとなく練習に取り組むよりは、山岳系、トレイル、その他の大会にエントリーしてモチベーションを維持するのがいい。エントリーが終了した場合でも、仲間と山へ行く計画を立てるなど、そこに向けてワクワクが持続する状況をつくることで気持ちが引き締まります。

 マラソンのことをずっと考えていると、どうしても新鮮な気持ちが薄れ、疲弊します。ランニングライフを長く継続させるためには、一旦走ることから少し距離を置き、違う要素のスポーツに没頭する。そんな時間があってもよいと思います。「オレンジジュースのプールにずっとつかっていると、いつしか自分はオレンジジュースが好きだったことを忘れてしまうことがある」。そう恩師からいわれたものです。

極端な上り下りがある北丹沢のレースでは敗北感を味わった

極端な上り下りがある北丹沢のレースでは敗北感を味わった

 富士登山競走の話に入りましょう。今年は第70回大会で7月28日に開催されました。「山頂コース」と「五合目コース」があり、山頂コースは富士吉田市役所前をスタートし、3776メートルの山頂がフィニッシュ。総距離21キロ、高低差3000メートルの大会です。山を専門とするランナーがいる一方で、前述した目的のマラソンランナーも多く参加したはずです。ニッポンランナーズからは私を含めて25人ほどが出場しました。まずは、このレースに向けてどのような練習をしてきたかをお話ししましょう。

山岳耐久レース

 富士登山競走には何度も出てきましたが、今年はもう少ししっかり走りたいという思いで、レース4週間前に「北丹沢12時間山岳耐久レース」に出ました。距離44.24キロ、高低差1143メートル。山頂がゴールで登りっぱなしの富士登山と異なり、上りと下りが繰り返される本格的山岳レースは初めてです。富士山につなげる練習と割り切り、つらい目に遭うことは覚悟して、というか、そうなることを心のどこかで楽しみに出場しました。

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