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ロッテ、出場3選手活躍 球宴を浮上の足がかりに

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2017/8/1 6:30
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ロッテファンにはまさに至福のひとときだったに違いない。7月15日、2011年以来6年ぶりに本拠地でオールスターゲームが開催され、しかもロッテ選手の活躍でパ・リーグが勝利を飾った。(記録は7月31日現在)

昨季までとは一転して厳しいシーズンとなっている。昨年はシーズン序盤は首位を走り、球宴の時点で47勝37敗1引き分けの3位。ファン投票選出選手こそいなかったが、監督推薦で大量7人が選ばれた。それが今季は25勝55敗1引き分けと、借金30で首位楽天とは28ゲーム差の最下位だ。チーム打率も防御率もリーグワーストという成績を見れば、選ばれてもせいぜい1人。シーズン序盤のチームを支えた主将の鈴木大地ぐらい、とみられていた。だがふたを開けると、監督推薦で鈴木に加え、捕手・田村龍弘が2年連続で、そして投手の二木康太は初めての出場となった。ZOZOマリンスタジアムでの開催という事情をかなり手厚く考慮してくれたのかと感じた。

監督推薦で球宴に出場したロッテの(左から)二木、鈴木、田村=共同

監督推薦で球宴に出場したロッテの(左から)二木、鈴木、田村=共同

当の選手たちも正直なコメントを並べた。記者会見で「去年に比べていい成績を残しているわけじゃなく、チームもこういう状況の中で選んでいただいた」(田村)、「ほかにすばらしい投手がたくさんいる中で選んでいただき、恐れ多い気持ちはある」(二木)。とはいえ、望んでも出られるわけではない晴れ舞台。何かをつかんで帰ろうとの意欲は伝わってきた。

野手の2人はナゴヤドームでの第1戦でいずれも途中出場。地元での第2戦はスタメンでの出番をもらった。田村は先発の楽天・則本昂大に始まり、オリックス・金子千尋、楽天・美馬学、そして同僚の二木の球を受け、巨人・小林誠司のソロ本塁打はあったが、7回をわずか3安打に抑えた。一様に「任せるよ」と配球を託され、則本、美馬はともに2回無安打3三振と完璧な内容だった。田村は「三振が取れるピッチャーってこういう人なんだなと改めて感じた」と則本の球威には感嘆の表情。他球団のエース格の球のイメージを、そのまま今のロッテ投手陣に当てはめてもかみ合わないのかもしれない。だが勝負球を生かすための配球、投球の幅を広げる球種、勝つために求められる球質など、若手の同僚たちに有益な助言を与えられる材料は手に入れたに違いない。

球宴でも勝利のパフォーマンス

ロッテの代表としてフル出場した鈴木は敢闘選手賞に選ばれ、「楽しかった」と感想を語った。五回の第2打席、あとひと伸びがなく右翼フェンス直撃。試合後は「あそこで入らないのが僕」と自虐的に語ったが、そこで全力疾走を怠らず、しっかり走って三塁打にするところがきまじめな「キャプテン・ダイチ」らしい。すると、野球の神様はちゃんと見ていたようで、次の第3打席で、ヤクルト・小川泰弘の149キロに負けないフルスイングで今度は右越えのソロ本塁打を打ち込んだ。球宴仕様の大振りだったそうで、「シーズンであれくらい振っていけるかわからないけれど」と苦笑い。

そしてファンはもちろん、鈴木を感激させる出来事が試合後に待っていた。ロッテの勝ちゲームでその試合のヒーローがライトスタンドと一体となって喜ぶ勝利のパフォーマンスを球宴の舞台でも披露できたのだ。試合前の練習のとき、「あれ、いいよね。勝ったらやろうよ」とソフトバンク・内川聖一や松田宣浩に声をかけられていたそうで、思惑通りに勝利を収めると、シーズンでは「WE ARE 千葉ロッテ」と連呼するところを「パ・リーグ」に変えて他球団の選手たちと肩を組んでジャンプした。「一生の思い出」と鈴木。「やれることはやれた。チームがよくない中で選んでもらい、千葉で最高の結果が出た」とまさに満面の笑みだった。

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