金正恩氏の「過信」と核実験への懸念
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北朝鮮が7月28日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられる発射実験を、ふたたび強行した。最近の傾向とは異なり、深夜に想定外の場所から発射して、「任意の場所、時間に奇襲発射できる能力」(朝鮮中央通信)を誇示した。ミサイル技術の進展に自信を深めているのは確かだが、慎重に「寸止め」を繰り返す様子からは、米国に直接交渉を迫ろうとする明確な狙いがにじむ。今後、交渉カードを強めるため、日米韓や中国などの警告...
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