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スピース、驚異のパット連発 メジャー3冠
全英オープン初制覇

2017/7/24 13:10
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優勝カップの「クラレットジャグ」を抱いたスピースの分水嶺は13番(パー4)。大きく右に曲げたティーショットは、深いラフに埋まった。ライを確かめ、小高い丘の上からグリーンを見やった末の決断はアンプレヤブル。たっぷり時間をかけて冷静に、はるか後方線上の練習場から第3打を打つ道を選択した。

「コースで頼りになるメンタルコーチ」のキャディーが横にいる。「3番ウッドはNO。3番アイアンで打て」という相棒の言葉に従い、グリーン手前までボールを運ぶスーパーショット。アプローチを2メートル余りに寄せ、ボギーパットを沈めた。クーチャーに首位を譲りはしたものの、1打差で踏みとどまった。「あれは大きかった」

序盤で3打落とす苦しい一日。だが難関ホールでの大トラブルを浅い傷で切り抜けた瞬間「リーダーから、挑戦者の気持ちになった」という。14番で第1打を1.5メートルにつけバーディー。首位に並ぶと15番で15メートルをねじ込みイーグルだ。16番は10メートルのバーディーパットを決め、追っ手を突き放す。雄たけびをあげながら"アンビリーバブル"なパットを連発、17番までの4ホールで5打伸ばし、勝利をもぎとった。

27日が24歳の誕生日。ニクラウスに次ぐ若さで3冠を達成した。「信じられない。こんなに早く」。来月の全米プロで勝てば、ウッズの記録を塗り替え史上最年少で、ゴルフ人生の目標に掲げる「グランドスラム」達成となる。偉業への挑戦について「自分に期待をかけすぎると難しくなる。まだまだ道のりは長いよ」。若き俊才は、あくまでクールだ。

(吉良幸雄)

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