2018年7月22日(日)

関西発「スポーツCAFE」

フォローする

陸上100 関学大・多田、スタート磨き世界で飛躍へ

2017/7/23 6:30
保存
共有
印刷
その他

 活況を呈する陸上の男子短距離界にまた一人、有望な若手が現れた。関西学院大3年の多田修平。6月の日本選手権100メートルで2位に入り、8月の世界選手権(ロンドン)代表に決定した。初の大舞台での快走が期待される。

 脚光を浴びたのが5月のセイコー・ゴールデングランプリ川崎。鋭い飛び出しで、9秒74の記録を持つジャスティン・ガトリン(米国)を驚かせた。6月の日本学生個人選手権は準決勝で追い風参考(4.5メートル)ながら9秒94をマーク。世間の耳目を集め、決勝は堂々の公認タイムの10秒08で優勝した。

日本選手権で多田(中)はサニブラウン(右)に次ぐ2位に。左は桐生=共同

日本選手権で多田(中)はサニブラウン(右)に次ぐ2位に。左は桐生=共同

 6月24日の日本選手権決勝は10秒16でサニブラウン・ハキームに次ぐ2位。桐生祥秀が不振に陥り、山県亮太は右足首痛と実力者のつまずきに助けられた感はあるが、ケンブリッジ飛鳥を含むリオデジャネイロ五輪代表の3人に先着し、21歳の誕生日を飾った。

 急成長の一因が、大阪陸上競技協会が今年行った米国遠征への参加。9秒72の記録を持つアサファ・パウエル(ジャマイカ)に「3週間ほぼくっついて」スタート技術などを学んだ。スターティングブロックを蹴ると体が浮くため「(地面と)平行に出る」ことを重視。それまでの跳躍系のトレーニングと相まって一気に記録が伸びた。

 大阪桐蔭高出身。京都・洛南高から東洋大に進んだ桐生を筆頭に有力選手の多くは関東の大学に進むが「下宿すると妥協して外食になってしまう」と自宅から通える環境を選んだ。加えて「東高西低」の構図を「打ち砕きたいこともあって関西に残った」。

 レースでは重圧を感じず、日本初の9秒台も「1番に出したい気持ちはそんなにない」。無欲の姿勢が存外、世界選手権での飛躍をもたらすかもしれない。

(合六謙二)

関西発「スポーツCAFE」をMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

五輪関連コラム

電子版トップスポーツトップ

関西発「スポーツCAFE」 一覧

フォローする
立命館大男子は渡辺(左)の活躍もあり2連覇を果たした(1日)

 大阪府茨木市の「立命館OICフィールド」で6月28日~7月1日、ホッケーの全日本大学王座決定戦が行われ、男子は立命館大が2連覇を果たした。3年前に新キャンパス開設と同時に設置された同フィールドは、国 …続き (7/21)

大体大は熊取町と協働協定を結んだ(左は岩上安孝学長)=大体大提供大阪体育大提供

 大阪体育大(大阪府熊取町)が4月、学内の運動クラブを統括し、大学としてスポーツ事業を進めるための専門組織「スポーツ局」を新設した。何を目指し、どのような施策に取り組むのか。現場の担い手に自身の役割を …続き (6/2)

日本選手権で多田(中)はサニブラウン(右)に次ぐ2位に。左は桐生=共同共同

 活況を呈する陸上の男子短距離界にまた一人、有望な若手が現れた。関西学院大3年の多田修平。6月の日本選手権100メートルで2位に入り、8月の世界選手権(ロンドン)代表に決定した。初の大舞台での快走が期 …続き (2017/7/23)

ハイライト・スポーツ

サッカーワールドカップ2018

[PR]