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神戸大発VB、米系から4億円調達 ゲノム編集で海外開拓

神戸大学発ベンチャー(VB)のバイオパレット(神戸市)が新たな「ゲノム編集」技術の産業への応用に取り組む。米国系ベンチャーキャピタル(VC)から4億円を調達し、同市医療産業都市に研究施設を設けるとともにVCの情報網を活用して海外のバイオ企業との提携を模索。農作物の品種改良や創薬開発などを視野に2018年中の事業化を目指す。

この技術はDNAを切らずに遺伝子の特定部分を効率的に改変するもので、神戸大が16年4月に新設した大学院科学技術イノベーション研究科の西田敬二教授らが開発した。DNAを切断する従来のゲノム編集技術に比べ細胞の負担が小さく毒性が低いとされ、植物の改良や創薬、遺伝子治療への応用が期待される。

バイオパレットは同研究科の成果を生かすVB第1弾として今年2月に設立され、西田教授は取締役を兼務する。同社は5月、第三者割当増資により米資産運用大手フィデリティ系のエイトローズベンチャーズジャパン(東京・港)と米英に拠点を置くF―プライムキャピタルパートナーズから約4億円を調達した。

同社は今秋、医療産業都市に研究室を設け、研究者など数人の従業員を採用する計画。同都市には330を超す企業・団体が進出しているが、大学の研究成果を基に事業化をめざす「スタートアップ企業」が入居し成長すれば、活力が高まりそうだ。

知的財産権の取得などに向け神戸大学内の本社機能も拡充する。今回のゲノム編集技術は基幹部分の一部で国内特許が成立しており国際特許も出願済み。今後は国内外で特許取得を進めるとともに技術供与も検討する。

ゲノム編集は米国はじめ各国・地域で先端的な研究が進んでいる。バイオパレットでは出資VC2社が持つ米欧や中国の情報を生かし、幅広い産業での応用を目指す。

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