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大坂、強打恐れず前へ 全四大大会で3回戦進出

名伯楽の指導で進化

テニス女子の大坂なおみ(19、日清食品)が順調な成長ぶりを見せている。ウィンブルドン選手権では3回戦でビーナス・ウィリアムズ(米国)に敗れたものの、本格的にツアーを回り始めて2年で四大大会全てで3回戦進出を果たした。

「ミスしてもクヨクヨせず、次のポイントへ前向きになるよう学んでいる」と大坂。最近は思い通りにいかなくても、ラケットでコートをトントンたたく癖はなくなってきた。気持ちを制御できるようになったのと、それを可能にする技術がついてきたからだろう。

昨秋から指導するデービッド・テイラー氏は、四大大会優勝経験のあるサマンサ・ストーサー(オーストラリア)らを育てた名コーチ。「すごい才能だけれど、あまりに原石過ぎる」と驚いたテイラー氏は「既にトップ級」というバックハンドはいじらず、フォアハンドを大きく振り抜くフォームに改造した。おかげでストロークにタメが生まれ、強引に強打せず、粘れるようになった。

最も進化したのは前へ詰める姿勢だ。以前は甘い返球が来ても、ベースライン近くでバウンドするのを待って強打していた。これでは相手に体勢を整える時間を与えてしまうが、今は積極的に前へ出て早めにさばく。ビーナスの深い強打に対しても、差し込まれるのを恐れずにベースライン上で構え、常に前をうかがう姿勢を見せていた。

「日本のコーチは後方に下がって安全な体勢で打つように助言するけれど、デービッドは絶対にしない。『隙をつき、チャンスに攻める姿勢がないと四大大会は勝てない』と。長期スパンで教えていると感じる」と、フェド杯代表監督の土橋登志久さんは話す。

試合後のビーナスにも「私のアドバイスは必要ないと思う。だって彼女は十分いいもの」と言わしめた大坂。才能が爆発する日はいつになるか。

(ウィンブルドン=原真子)

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