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ラクロス女子・山田幸代、豪州代表で狙う世界の頂点

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2017/7/9 6:30
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英国で12日に開幕するラクロスの女子ワールドカップ(W杯)に、オーストラリア代表として出場する日本人選手がいる。山田幸代、34歳。日本初のプロラクロスプレーヤーでもある先駆者は、苦節約10年、代表の座をようやくつかみ取った。夢は日本がW杯で金メダルを取り、ラクロスに憧れる子どもが増えること。まずはオーストラリアのユニホームで世界一を目指し、いずれその経験を日本に還元していくつもりだ。

オーストラリアでプレーする山田(中央)=本人提供

オーストラリアでプレーする山田(中央)=本人提供

直近の5年のうち、2年以上同じ国や地域でプレーしていれば、ラクロスは出身地以外でも代表になることができる。2008年からオーストラリアのチームに所属する山田は昨年末、選考を勝ち抜き、世界ランキング3位の強豪国の代表に選ばれた。

滋賀県近江八幡市出身。高校までバスケットボールをしていたが、京都産業大入学後にラクロスに出合うと、すぐのめり込んだ。「今までどのスポーツも得意だったけれど、ラクロスは全然できなくて。それが面白かった」。大学2年ではやくも日本代表入り。卒業後も社会人チームに所属し、競技を続けた。

子どもが憧れるスポーツに

「こんなに面白いのに、どうしてみんな知らんのやろ? もっと広めていかんと」。ラクロス普及に人一倍の情熱をささげた。自ら役所や企業に営業をかけ、練習会を企画。「いつか、『ラクロス選手になりたい』と子どもに言ってもらえるスポーツにしたい。その一心でした」と山田は笑う。

07年、スポーツショップ「ギャラリー2」を展開する横浜黒川スポーツ(横浜市)の後押しのもと、日本初のプロラクロスプレーヤー宣言。その後拠点をオーストラリアに移し、09年に転機が訪れる。けがで日本代表から漏れ、W杯をテレビ観戦。画面の向こう側にいる母国の仲間たちのプレーを見て、そのつたなさにがくぜんとした。「全然世界のトップレベルに対応した戦い方をしていなかった。指揮官も選手も世界を知らない。経験のなさが如実に表れていた」

W杯でトップの国の代表として金メダルを取り、いつか指導者になって日本にそのノウハウを持ち帰ることができたら――。山田の心に、そんな思いが芽生えるようになった。所属チームのあるオーストラリアはW杯で2度優勝経験のある強豪。「この国の代表でいろんな経験ができたら……」。迷いや不安もあったが、目標達成のために挑戦を決意した。

だが、代表への道は遠く、かなり険しいものだった。「語学が一番悔しくて、どうにもならない部分があった」。文化、人種の違いに直面し、チームメートに相手にされないことも数多くあった。

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