2019年7月20日(土)

吉田正、けが再発防止へ自分の体と向き合って

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2017/7/9 6:30
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腰痛のため2軍で調整をしていた吉田正尚外野手(23)が先日、実戦に復帰しました。「早く1軍に上がりたい」という思いは当然あるでしょうが、焦りは禁物です。プロ野球選手としてコンスタントに成績を残すためにも、自分の体ときちんと向き合い、痛みを再発させない方法論を身につけることが大切になってくるでしょう。最大限のパフォーマンスを発揮するために練習量を抑えるという手法も、私は有りだと思っています。

5月10日のウエスタン・リーグ広島戦で本塁打を放つ吉田正=共同

5月10日のウエスタン・リーグ広島戦で本塁打を放つ吉田正=共同

吉田正選手は6月27日にウエスタン・リーグの阪神戦に1番・指名打者で先発出場し、5月10日以来の実戦復帰を果たしました。結果は3打数無安打でしたが、持ち味のフルスイングは失っておらず、バットを振ることへの怖さや不安は見受けられませんでした。開幕直前に離脱して以来の復帰戦だった5月は、第1打席の初球を本塁打にしたものの、翌日に再び腰の張りを訴えました。今回はそのようなことはなく、まずは一安心しました。徐々に出場イニングを増やしていき、オールスターゲームが明けたあたりで、守りも含めたフル出場が可能かどうかを確かめる段階にまで差しかかっています。

ルーキーとして開幕スタメンを勝ち取った昨シーズンも、吉田正選手は4月下旬に腰痛で離脱しました。2年続けての故障で「なんでこうなるんだ」「こんなはずじゃなかった」と本人が一番悔しい思いを抱いているはずです。ですが、焦りが募って痛みがぶり返してしまったら、それこそ元のもくあみ。これもプロとして長く野球をやるための準備期間だと捉えるしかないのです。

1軍で活躍するための絶対条件

福良淳一監督は1軍昇格について「あくまで他の選手との競争。ファームで結果を出してもらわないといけない」と明言しています。特別扱いしない待遇を、吉田正選手はむしろ前向きに受け止めてほしい。この期間を有効に活用して、自身のけがとどう付き合うのかを突き詰めて考え、「こうすれば大丈夫だ」と再発を防止する練習プログラムやトレーニング法などを確立してもらいたいのです。

一口にヘルニアといっても、筋肉の質や骨格などは個々に違いがあり、神経への圧迫の仕方、しびれ方など表れる症状も人それぞれだと思います。全く同じケースは存在しないわけで、再発防止の最善策はコンディショニング担当やトレーナーとともに自らが主体となって探っていくしかありません。1軍で活躍するためには、連戦のきく体を整えることが絶対条件。最高のパフォーマンスを出せる体調を保つために、場合によっては練習に制限をかけることも必要でしょう。

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