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日本高野連、初の女性理事 異なる視点で運営に刺激

2017/6/24 6:30
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日本高等学校野球連盟(大阪市)に初の女性理事が誕生した。女子マネジャーの活躍が広がる中、高校野球の運営に多様な視点を取り入れることが必要、との八田英二会長(元同志社大学学長)の意向がきっかけになった。

初の女性理事として選任された寺田氏(左)と小笠原氏(5月、大阪市)=共同

初の女性理事として選任された寺田氏(左)と小笠原氏(5月、大阪市)=共同

5月の改選で理事に選任されたのは寺田千代乃・アートコーポレーション社長と小笠原敦子・毎日新聞大阪本社総合事業局長。1946年に前身の全国中等学校野球連盟が設立されて以来、初の女性理事だ。寺田氏は関西経済界を代表する女性経営者である点、小笠原氏は春の選抜大会の主催社として要職を務めてきたことが評価された。

昨夏、全国選手権の甲子園練習である学校の女子マネジャーがノッカーに球を渡していたところ、係員に制止された。グラウンドへの女子の立ち入りが禁じられていたためだ。ただ、男子部員の少なさから女子マネジャーの広範な支援が不可欠という学校は少なくなく、立ち入れないことへの批判が日本高野連に多く寄せられた。

女子の練習支援を巡り高野連で協議を重ねたものの、理事は男性ばかり。女性の立場に立っての議論が難しく、八田会長が「もう少しいろんな意見が必要なのではと痛感した」ことが女性理事登用の流れをつくった。女子マネジャーの甲子園練習参加については、立ち入れる範囲を限定するなどした上で今春の選抜大会から認められた。

女性社員を積極的に採用してきた寺田氏は「女性理事の就任が話題になることに驚いた。(男女の)垣根がなくなり、それぞれが強みを出せれば」。ともすると野球界の論理だけで議論がなされてきた中、女性の視点はもとより経済界という異分野の視点が取り入れられることは歓迎すべきだろう。

(合六謙二)

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