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三菱重の宮永社長、MRJ納入延期「心配かけ申し訳ない」 株主総会で

2017/6/22 14:15
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三菱重工業が22日都内で開いた定時株主総会で取締役選任など5つの議案が賛成多数で可決された一方、5度の納入延期で開発費が膨らんでいる国産ジェット旅客機「MRJ」に関する質問が相次いだ。登壇した三菱重の宮永俊一社長は「皆様にご心配をおかけして申し訳ない」と陳謝した。

三菱重工業は22日、東京都内で定時株主総会を開いた

三菱重工業は22日、東京都内で定時株主総会を開いた

「経営陣はMRJの納入延期についてどう反省しているのか」「開発費は今後どのくらい発生するのか」――。総会では株主のMRJへの関心の高さを示す質問が目立った。

三菱重は1月、初号機の引き渡し時期を2020年半ばに延期すると発表。延期は5度目で当初計画の13年からは大幅に遅れている。宮永社長は「MRJはテスト飛行を続けており、既に機体は完成状態にある」と説明。「大変苦労しているが、世界最先端レベルの安全証明を取得するため取り組んでいる。より安全な飛行機を世界中で販売していくために必要な過程だ」と続け、株主に理解を求めた。

今週開催のパリ国際航空ショーではMRJの機体を初めて展示したが、新たな受注は見込んでいない。納入が遅れた分、他社との競合が激化。収益貢献には相当の期間を要する見通しだ。それでも宮永社長は「航空宇宙産業は日本の中でも伸びていく分野」と指摘。「日本で生産した機体が世界中に飛んでいける。今の経験は若手エンジニアの血や肉となる。(完成機の生産は)日本全体の宝になる」と重要性を強調した。

三菱重の17年3月期は連結営業利益が前の期比51%減の1505億円へ落ち込んだ。MRJの開発費が膨らんだほか、大型客船の建造では特別損失を計上。火力発電事業では売り上げが落ち込んだ。取締役選任など5つの議案は賛成多数で可決されたが、収益力の落ち込みを懸念する株主は多い。「これまでの失敗をきっちり分析して、今後の利益拡大につなげなければならない」と指摘する声もあった。

新増設が停滞する原発事業や、新造船の船価が低迷する船舶事業など、MRJ以外にも難題は山積している。悲願ともいえるMRJを成功させるために、限られた経営資源をどのように有効に配分していくのか。重要課題が浮き彫りとなる株主総会となった。(菊地毅)

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